【更新】マイホーム もしも買うとしたならば こだわり見せる ポイントはどこ?
2010/04/16 05:07
「ブロッチ」を展開するアイシェアは2010年4月15日、オリックス不動産との共同調査として、マイホーム購入の際の「こだわり」に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体のうち現時点でマイホームを所有していない層においては、マイホームにこだわりを持つ人は66.6%に達していることが分かった。具体的な「こだわり」ポイントとしては「間取り」を選択する人がもっとも多く71.6%に及んでいる。また総じて男性よりも女性の方が、こだわりを強く持っているようである([発表リリース])。
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今調査はアイシェアが2010年4月7日から4月8日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行ったもので、有効回答数は2195人。男女比は59.0対41.0で、年齢階層比は30代のみ。
【平均持家率は71.9%、そのうちローン支払い世帯は35.7%…持家・賃貸住宅の割合】でも示したように世帯単位での持ち家率は約7割だが、30代に限定すれば大体5割程度の割合となる。こんち用差では持ち家率は33.0%と、やや少なめの値が出ているが、これは未婚回答者が多いことなどにも起因しているようだ(調査母体における未婚率は71.6%)。
そこで現時点でマイホームを所有していない1471人に対し、「もし購入するとしたらこだわりたいポイントはあるか」と聞いたところ、三分の二が「ある」と回答した。男女別では女性の方がこだわりを持っている人の割合が大きい。
↑ もしマイホームを購入するとしたらコダワリたいポイントはありますか?(持ち家未所有者限定)
具体的なこだわりたいのはどの点だろうか。こだわりたいポイントがある人に複数回答で答えてもらったところ、もっとも多かった項目は「間取り」。他項目、例えば「照明」「壁紙」などと違い、一度建てると変更が難しいため、自分の想いを十分に反映させたいという気持ちはよく理解できる。
↑ もしマイホームを購入するとしたらどこにコダワリたいですか?(複数回答)(こだわりたいポイントがある未所有者限定)
トップの「間取り」に続く「収納」も、基本的には建設時に固定化されてしまい、追加変更は不可能。それだけにこだわりを見せたいのも納得がいくというもの。他にも「建てた後で変更や追加が難しい項目」において、強いこだわりが感じられる。
これを男女別で見ると、それぞれのマイホームに対する想いがすけて見えてくる。
↑ もしマイホームを購入するとしたらどこにコダワリたいですか?(複数回答)(こだわりたいポイントがある未所有者限定)(男女別)
やはり女性の方が全般的にこだわりを強く抱いているのが分かる(赤棒の方がほとんどの項目で長い)。そして各項目をよく見ると、収納・風呂・台所などの家事と強い関係がある部分、とりわけ水回りに強い関心を持っていることが見て取れる。多くの場合夫より長い時間をマイホームで過ごすことになる妻の立場である以上、色々とこだわりたくなるのも当然といえる。
住宅内の設備という点では無く、一歩引いた総合スペックという点でのこだわりとなると【家賃が一番で80.2%……住まい探しで重視した点は?】などを過去の記事から見つけることができるが、そこでもやはり「間取り」は上位に入っている。
思い返してみれば住宅情報誌で物件の間取りを掲載しているものがほとんどなのも、それだけ間取りという情報に対するニーズが強い証でもある。ほとんどの人が一生に一度の買物となるマイホーム。少しぐらいこだわりを見せてもバチは当たるまい。
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