騒がしい店と落ち着いた雰囲気の店、客層がグループ客と一人の客…「ひとり外食」で好まれるのはどちら?
2010/04/16 12:00
ネットリサーチのDIMSDRIVEは2010年4月13日、「ひとり外食」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち「ひとり外食」をする人は「一人で来ている人が多い店」や「落ち着ける雰囲気がある店」を好む傾向があることが分かった。逆に「騒がしい・せかせかしている店」や「グループ客が多い店」は入りにくいとする意見が多数を占めている(【発表リリース】)。
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今調査はインターネット経由で2009年9月16日から10月1日にかけて行われたもので、有効回答数は9409人。男女比は50.8対49.2、年齢階層比は10代1.1%・20代10.9%・30代31.9%・40代31.7%・50代16.3%・60歳以上8.1%。同居人数は一人暮らしが14.3%、二人が24.6%・三人が25.3%・四人が22.8%・五人以上が13.0%。
お店側の制限が無い限りどんな店でもできるはずなのが「ひとり外食」だが、当人の心境的に「しにくい場所」と「しやすい場所」がある。例えば自分以外の全席でカップルが食事をしている中、自分一人だけが「おひとり様」だったらどうだろうか。よほど肝が据わっている人でない限り、安寧の時間を過ごすことは難しい。
そこで、どんなお店なら「ひとり外食」をしやすいか聞いた結果が次のグラフ。「一人で来ている人が多い」「落ち着ける雰囲気がある」の二項目が群を抜いている。
↑ 「ひとり外食をしやすいお店」はどんなお店ですか(複数回答・ひとり外食経験者)
「類は友を呼ぶ」という言葉にもあるように、似たような立場にある人が多数を占めている場なら「自分が浮くことはないだろう」という安心感がある(「自分と似た雰囲気のお客が多い」項目など、そのままズバリ)。コンビニの週刊誌コーナーが外から見える場所に配される理由の一つも、似たようなものだ。
また、「静か」「落ち着ける」など、普段の喧騒から隔離できる場を求めている様子もうかがえる。
一方で「これはちょっと苦手」「ひとり外食がしにくい」タイプのお店を挙げてもらったところ、ほぼ「しやすい店」と相反する項目が上位についている。
↑ 「ひとり外食では入りにくいお店」はどんなお店ですか(複数回答・ひとり外食経験者)
最上位には「騒がしい・せかせかしている」、次いで「グループ客が多い」と、順位こそ違えど、上位陣は先の「しやすい店」と逆の回答が占めている。
両項目を見直してみると、
・落ち着ける雰囲気か/騒がしいか
・隣のお客との距離が適切か否か
・予備知識があるか無いか
・料理のボリュームが「一人向け」に配慮されているか否か
・スタッフに声をかけやすいか否か
・同性客が多いか/異性客が多いか
などが「ひとり外食」がしやすいか否かのポイントであることが改めてわかる(他の項目は両方に該当する場合もあり、一概に「この項目は適している・適していない」とは言い切れない)。
最終的には自分自身が足を運んで判断するのが一番だが、客観的にチェックする必要がある場合、これらの項目を重点的に観るとよりスマートな選択ができるに違いない。
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