61%は「一日中アクセスできないなんて考えられない!」・アメリカのソーシャルネットワークへののめり込み度は異常!?
2010/04/15 06:50


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今調査はオンライン経由でアメリカ国内にて行われたもので、性別・年齢階層別・場所別・収入別区分はアメリカ国内全体のそれと出来るだけ類するように配されている。有効回答数は1000以上。信頼レベルは95%で誤差は4%以内。調査具体日は未公開。
会話中に携帯電話の操作をされると何となく腹が立つのは万国共通の話(【「会議や打ち合わせ中のメール操作は不愉快」9割を超す】)。一方で自分自身にも似たような経験を何回もしていれば、あるいは心の中での「メールチェック」などの優先順位が高ければ「まぁ、仕方がないかな」と許してしまえる気分になるのも事実。
それでは次のような状況下で、相手が電子メールのチェックをしたり、Facebookやツイッターのメッセージをチェックすることについて、「気にしない」と思える人はどれくらいいるだろうか。さすがに打ち合わせ中や「(男女間の大人の)愛の営み」中では割合は小さいが、それでもそれぞれ若年層では22%・11%が「仕方ないかな」と許容できるのは驚き。

↑ 次のような状況下で電子メールなどを(相手が)受信・操作しても「気にしない」と思える?
他の調査結果同様、若年層の方がデジタル行動への許容度が大きい。「電子メールなどのチェックで自分の日常生活に割り込んで欲しくないな」と考えている人は25歳以上では62%に達しているのに対し、25歳未満では33%しかいない。それだけ浸透度が違うと考えることもできる。
それではどこまで「中毒度」レベルが高いのか。その一端を知ることができるのが次の項目。今件ではFacebookに限定しているが、ソーシャルネットにアクセスせずにどれくらいの時間を過ごせるか、その我慢度合いを聞いたもの。25歳未満は18%が「数時間が限界。それ以上はどうしてもアクセスして更新情報をチェックしたり書き込みしたくなる」と答えている。

↑ Facebookへアクセスせずにどれくらい我慢できる?
やはりこの調査項目でも若年層の方が「中毒度」が高いのが分かる。そして5-6割の人が「Facebookにアクセスできない時間が1日を超えるだなんて我慢できない」と考えている状況が確認できる。実際にそのような立場に置かれれば判断も多少は変わるのだろうが、ソーシャルネットワークへの傾注度の高さを改めて認識することは十分に可能といえる。
元レポートでは「ソーシャルメディアは危険だ」とする結論を語ることはできないとしつつも、多くの人が中毒症状に近い状況下にあると考えることも可能だとしている。その上で、ソーシャルメディアを利用している人にとっては、Facebookやツイッターは「朝一番にスイッチを入れて自分が寝ている間に起きた事件や、今日一日の各種情報をチェックする媒体として、テレビの代わりの立ち位置を占めつつある」と論じている。
ソーシャルメディアが各種ニュースやイベント情報を取り込んでいる昨今、それは決して不思議なことではない。ましてや最新のニュースを動画で送りこむような仕組みが盛り込まれるとなれば、言葉通り「テレビの代わり」をも果たしてくれるに違いない。
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