得意メニュー、男性チャーハン女性ハンバーグ、そして男女共に最多回答料理は!?
2010/04/14 19:30
マイボイスコムは2010年3月19日、料理に関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体における「得意メニュー」としては、全体・男性・女性すべての属性で「カレー」がトップについた。また男女別では男性がシンプル系・焼き物系の料理が多いのに対し、女性は色々な調理法を用いた「ひと手間かける」タイプの料理が上位に顔を見せている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年3月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3784人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代2%・20代13%・30代33%・40代31%・50歳以上21%。
先に【「ひとりで出来るモン!」な料理、おにぎり84.4%・みそ汁75.6%、そしてトップには……!?】で示したように、何も見ずに作れる、言い換えれば調理方法をしっかりと覚えている料理の上位には目玉焼きや卵焼きなどの卵料理、おにぎりやチャーハン、野菜炒めなどのシンプルな調理法による料理がついている。
それでは自分自身で「得意」と認識している料理は何を選ぶだろうか。「出来る」ではなく「得意な」であることから、失敗することが(滅多に)無く、さらに自他共に味わいもそれなりに満足できるものが選択されるはずだが……
↑ 得意な料理のメニュー(自由回答、回答数、上位10位)(全体)
子供から大人まで皆大好き、ラーメンや牛丼と共に日本の国民食とまで目されているカレーがトップについた。第二位のハンバーグに比して2倍以上の高得票。最近のカレーはカレールーを用いて作る場合がほとんどで、よほど妙な調理法をするか合わない食材を加えない限り、一定の美味しさは保証される。さらに自分なりのひと工夫もしやすく、それが「得意料理はカレー」と言わしめる要因となっている。
これを男女別で見ると、興味深い傾向が確認できる。
↑ 得意な料理のメニュー(自由回答、回答数、上位10位)(男性)
↑ 得意な料理のメニュー(自由回答、回答数、上位10位)(女性)
・男性はカレーとチャーハンに集中し、あとはパスタ、野菜炒め、卵シリーズくらい。それ以下は「その他」レベルか
・女性は種類毎の差異があまり開いておらず、多種多様な料理が対象となっている
・男性は「焼き物系」「シンプルな料理」が多い
・女性は焼き物系だけでなく煮物系や揚げ物系も見られ、また調理時間が長くプロセスも複雑な「ひと手間以上をかける料理」が多い
多くの場合男性は【独り身で 食べる夕食 自炊もの 男は惣菜 弁当も好む】にもあるように自分自身のための食事を作るため、あまりこだわりを見せる必要はない。また料理法も簡単なものを好む傾向がある。一方で女性は自分自身以外に周囲の人(配偶者、子供、彼氏など)のための料理を手掛ける場面も多く、必然的に「相手の好み」「自分のアピールができるもの」「飽きがこない料理」の調理の経験を積み、得意となっていると考えれば今件結果も納得がいくというもの。
少々悲しみを覚えるのは、これら上位の「得意料理メニュー」に和食があまり入っていないこと。確かに全般的に洋食の方がシンプルで作りやすく、しかも美味しいものができやすいというメリットはある。しかしもう少し、和食にもチャレンジし、得意料理としてほしいかな、と考えるのは当方だけではあるまい。
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