コンビニ食品が週一以上で夕食に並ぶ人は18.6%
2010/04/14 06:45
マイボイスコムは2010年3月19日、料理に関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体においては、自分の夕食にコンビニで買った食品を入れる人は52.6%に達していることが分かった。「週1回以上入れている」区分で計算すると18.6%となり、2割近くの人は毎週1度以上、コンビニ食品が夕食の食卓に並ぶことになる(【発表リリース】)。
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今調査は2010年3月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3784人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代2%・20代13%・30代33%・40代31%・50歳以上21%。
【「外食減らす」は3割! 減る外食・増える自炊や中食】や【中食を「週一以上」は6割強、理由は便利さ・メニューの豊富さ】などでも解説しているように、食費削減のため外食を減らす人が増える一方で、自炊にちゅうちょする人たちが「中食」に走るパターンが増えている。特に単身者の場合は、必要な食事の量が基本的に一人前のため、余計な量を作って無駄使いをしなくて済むなどのメリットもある。
そこで開店時間を気にしなくても済むコンビニ提供の、お弁当や総菜などを夕食に登場させる機会はどれくらいあるのかについて尋ねたところ、そもそも論として「コンビニでの食品は夕食にはほとんど使わない」とした人が47.1%と半数近くに達した。逆に冒頭にもあるように、週一以上の人は18.6%。
↑ あなたの夕食に、コンビニで買った食品(弁当、惣菜、カップめんなど。食材は含みません)が入る頻度はどのくらいですか?
少し前までは「ギガブーム」ともいわんばかりに「大きくて割安感が味わえお腹がいっぱいになる食品」がコンビニ界隈を騒がせていた。今でもその系統のお弁当や総菜を目にするが、最近ではむしろ「少量で単価が安くシンプルな食品」たちを前面に押し立てている傾向が強い。これも消費者の中食志向の強まりに対応したものと考えられる(同時にお弁当本体も少量化・低価格化し、「色々なものを少しずつ」というつまみ食い的な楽しみ方を提案しているとする解釈もある)。
また最近では大手コンビニにおいて、電子レンジですぐに調理できる100円・200円単位のプライベートブランドによる冷凍食品が数多く展開され、好評を博している。これらもやはり「シンプル・基本的な惣菜」をメインターゲットとしたもので、味わいが意外に(!?)良いことも人気の要因の一つ。
ほぼ習慣化している「月に数回程度」まで合わせても34.2%と3人に1人程度でしか無い「夕食にコンビニの食品を用いるコンビニ中食族」。今後コンビニがさらにこの方面に力を入れることで、4割、あるいは半数超えまで浸透度を高める可能性は決して低くはないといえる。
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