睡眠で一番大きな悩みごと、42.4%は「朝の寝起きが悪い」
2010/04/06 12:00
マイボイスコムは2010年3月19日、寝具と睡眠に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、睡眠についての一番の悩みごと・不安は「朝すっきりと起きられない」であることが分かった。解消したい思いも強く、「解消したい部門」でもトップについている。また「寝ても疲れが取れない」も悩み事・解消したいこと共に上位で、両部門で第二位に位置している(【発表リリース】)。
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今調査は2010年3月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3828人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代34%・40代31%・50歳以上21%。
一生のうちで約1/3の時間を費やすことになる「睡眠」。未だ未知の要素が多いにも関わらず、日常生活では欠かせない生理的な欲求の一つでもある。最近は特に社会情勢や経済上の不安定感が強いことから、その方面で睡眠の質・量共に不足気味という話も良く耳にする(【株価の下落によるストレスや睡眠不足から解消される方法】など)。
それでは今現在、睡眠についてどんな悩みや不安を抱え、そして解消したいと考えているだろうか。悩みや不安は複数回答、解消したいことは3つまでの複数回答で尋ねたところ、悩み事そのもの・解消したいこと共に「朝すっきりと起きられない」、つまり「寝起きが悪い」がついた。
↑ 睡眠についての悩みや不安、そして解消したいこと
寝起きが悪いのは一般的に「低血圧だからだ」という話を聞くが、実際には低血圧だけに原因が特定されるわけではない。他の要因で朝の目覚めが悪い場合も多い。特に今回挙げられた他の項目と連動する事象も容易に想定される。例えば「睡眠時間が足りないので」「朝すっきりと起きられない」、「眠りが浅い」ので「朝すっきりと起きられない」といった具合だ。
また、中には「無呼吸」「口呼吸」「いびき」など、そのまま放置していては健康上の問題が生じ得るリスクが大きいものにも少なからぬ同意票が集まっているのが気になる。睡眠不足は身体の不調を導くだけでなく、それが元で日常生活にも多大なマイナス影響を及ぼす危険性を秘めている(寝不足状態のままでは仕事の効率が落ちるし、自動車の運転など危なくてできるはずもない)。
幸いにも今回の項目に挙げられている「悩み事」項目の中には、物理的に本人自身で解決することができる項目もある。例えば「枕が合わない」「睡眠時間が不規則」「就寝時間が遅い」などである。これらの「自分でできる項目」を一つずつ確実に潰し、【心地よい睡眠を得るための4つのポイント】などの留意事項を確実にこなすことで、連鎖的に「自分が直接手を下せないはずの項目」も改善されることも十分にありうる。
それでもまだ事態が改善しないようなら、躊躇なく専門医に相談するべき。睡眠についての問題は睡眠時間自身だけでなく、起きている時間にまで悪影響を及ぼすのだから。
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