約600円で自動車泥棒から逃れられる魔法の防犯グッズ

2010/04/05 06:32

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防犯グッズの正体は……イモビライザーやステアリングホイールロックなど、自動車の盗難防止のための仕組みは日々進歩を続けている。しかしそれでも悪しき心を持つ者が高価な自動車に目をつける限りにおいては、リスクがゼロになるわけではない。今回紹介するのは、その心理を逆手についたもの。ちょっとした仕組みを手持ちの自動車に施すことで、心理的な面から自動車盗難のリスクを軽減するというものだ(トリガー記事:Uphaa.com)。



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↑ 見た目はプラモデルの飾り用のシールのような、ごく普通のステッカー
↑ 見た目はプラモデルの飾り用のシールのような、ごく普通のステッカー

↑ 一枚一枚はこのように、「汚れ」の形に沿って切り離せる
↑ 一枚一枚はこのように、「汚れ」の形に沿って切り離せる

↑ ステッカーを使えばこの通り、新品の自動車もサビだらけの中古車に!……あれ?
↑ ステッカーを使えばこの通り、新品の自動車もサビだらけの中古車に!……あれ?

これは写真からすぐにお分かりの通り、自動車などの塗料のはがれ・サビを再現したステッカー。このシールを「いかにもサビそうな」場所に貼りつけることで、見た目が古めかしい、購入からすでに何年も経過した中古車に見えるようになる。

「悪しき人たち」がこの自動車を見ても、「ああ、こんな古いのならリスクに見合う価値は無いな」とばかりに手を出さないという仕組みだ。考え方としては以前【盗難防止効果バツグンのサンドイッチ入れ】で紹介した、カビパンに見せて盗難リスクを減らす「サンドイッチ入れ」と同じ。

【販売店のページ】によれば、価格は3ポンド(約600円)。自動車はもちろん、バイクや自転車にもフル対応。必要ならばそれ以外の金属製のアイテムにだって使用できる。

またその効用について商品の説明書きを読むと「ロンドンで13日間このステッカーを使って自転車を使用・駐車したが、盗まれることは無かった。これは盗難リスクの低い近郊なら7年間に相当するものだ」とのこと。実際【ロンドンでは自転車盗難事件が相次いで】おり、社会問題化している。ゆえに、それなりに説得力はあるが……色々と複雑な気分。

唯一にして最大の弱点は、「悪しき考えを持つ人」以外にも古びた、中古自動車に見えてしまうこと。多少なりとも自分の自動車の良さを他人に見せつけたい人、見栄で自動車に乗っている人にとっては、絶対に使えないステッカーというわけだ。



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