【更新】バレンタインデー効果炸裂!? クックパッドの2010年2月アクセスはPC経由で780万ページビュー

2010/04/02 12:05

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クックパッドネットレイティングスは2010年3月30日、ニールセン・ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2010年2月データをまとめ、一部を公開した。それによると、レシピサイト最大手の【クックパッド(2193)】の訪問者数が同年1月から100万人以上の増加となり、パソコン経由だけでも約780万人となっていることがわかった。昨年2月においても同様の大幅増加が確認でき、いわゆる「バレンタインデー効果」でアクセス数が急増したものと思われる([発表リリース、PDF])。



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クックパッドは【レシピなサイトが株式上場! クックパッドがマザーズに7月17日上場へ】にもあるように、日本最大手のレシピ集約サイト。企業からの広告を掲載するだけでなく、有料会員制度の導入、企業とのタイアップ企画など、スケールメリットを活かして多方面からの収益確保を行うビジネスモデルを展開している。

今調査によると、そのクックパッドのパソコン経由の来訪者数は2010年2月の時点で月間780万6000万人。前月の670万人から一挙に100万人を超える増加率を見せた。

↑ クックパッド訪問者数推移(万人)(家庭・職場のパソコンからのアクセス、ニールセン調べ)
↑ クックパッド訪問者数推移(万人)(家庭・職場のパソコンからのアクセス、ニールセン調べ)

前年同月、つまり2009年2月にも同様の大きな増加傾向を見せており、またアクセスされたページの上位にも「レシピカテゴリ チョコレートのお菓子」「レシピ検索『バレンタイン』」など、バレンタインデーに備えたレシピへの来訪者が目立つ。来訪者増加はバレンタインデーに向けて料理を調べる人、特に女性陣の存在によるところが大きいのが分かる。

実際、2月のアクセスについて男女別・年齢階層別で見ると女性陣の方が多く、しかも女性は若年層の割合が大きい。若年層の女性を中心に、アクセス増加を見せるようなレシピ探索を行っていたようだ。

↑ 性別訪問者構成(2010年2月・家庭と職場のPC からのアクセス)
↑ 性別訪問者構成(2010年2月・家庭と職場のPC からのアクセス)

↑ 性別、年代別の訪問者構成(2010年2月・家庭と職場のPC からのアクセス)
↑ 性別、年代別の訪問者構成(2010年2月・家庭と職場のPC からのアクセス)

さらにクックパッドは【ケータイレシピサイト、一番メジャーは「味の素」・20代には「モバれぴ」が人気】でも解説しているが、携帯向けサイト(モバれぴ)でも若年層からの支持が厚い。今データはパソコン経由のものだけだが、携帯経由のものも含めれば、より「若年女性層からの支持が厚い」「2月にアクセスが急増する」傾向が強く見られるに違いない。

やや蛇足的な話になるが、男性の場合は女性と比べて利用者層の年齢階層が高めの傾向がある。50代以上は女性が9%なのに対し男性は22%と2倍以上を占めている。男性における「男の料理」、そしてそのための「レシピの探求」は中堅層以降、特に高齢層において盛んと考えられる。これはこれで興味深い話といえる。



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