【更新】宿題でインターネットを使う中学生は45.1%、もっとも使うQ&Aサイトは「Yahoo!知恵袋」

2010/04/05 12:00

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ヤフー知恵袋イメージ学習塾の栄光ゼミナールは2010年3月26日、中学生の学習とインターネット利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体(中学生で携帯電話を持っている人)のうち日頃インターネットをしている人において、宿題をする際にインターネットを使うことがある人は50.1%に達していることが分かった。インターネットを使っていない人も考慮すると、中学生全体では45.1%がインターネットで宿題の調べ物をすることがある計算になる。また、その際に良く使うQ&Aサイト・百科事典サイトとしては「Yahoo!知恵袋」「Wikipedia」がもっとも人気が高く、インターネット利用者のうち63.2%の人が利用していた([発表リリース])。



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今調査は2010年3月4日から6日にかけて携帯電話を持っている中学1-3年の男女に対して携帯電話経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1。調査担当はネットエイジア。そのうち900人(男子434人、女子466人)が日頃インターネットを利用していると答えている。

宿題、課題をする際にインターネットを利用することがあるか否かについて尋ねたところ、14.7%が「よく使っている」・35.4%が「時々使っている」と答え、合わせて50.1%が利用しているという結果が出た。

↑ 課題や宿題をする際にインターネットを使うことがあるか(日頃インターネットを使う人ベース)
↑ 課題や宿題をする際にインターネットを使うことがあるか(日頃インターネットを使う人ベース)

これは「インターネットを使う900人」を対象にしているため、調査母体全体1000人で考える際には0.9を掛ける必要がある。つまり50.1%×0.9=45.1%で、中学生全体では45.1%が宿題をする際にインターネットを利用するという計算になる。今やインターネットは宿題をする際に、欠かせない存在となりつつある。

男女別では男子より女子の方が利用率が高い。今問ではパソコンに限定していないので、女子の場合は携帯電話経由で調べているのが多いのだろうか。

Q&Aサイトは「Yahoo!知恵袋」が大人気
インターネット上で調べ物をするとなると、手っ取り早いのは「辞書系サイト」で用語を調べるか、自分の疑問と似たようなものを「Q&Aサイト」で探すこと。【Q&Aサイトが大躍進・「Yahoo!知恵袋」は1年で2.7倍】【「ツイッター」などの認知度59.4%、ブログの情報発信度37.1%……ウェブメディアサービスの現状を探る】などにもあるように、昨今ではQ&Aサイトの重要度がますます厚みを見せているが、その傾向は中学生の宿題においても変わらないように見える。

↑ 課題や宿題の際に利用したことがあるQ&Aサイトや百科事典サイト(複数回答、課題や宿題をする際にインターネットを利用している人ベース)
↑ 課題や宿題の際に利用したことがあるQ&Aサイトや百科事典サイト(複数回答、課題や宿題をする際にインターネットを利用している人ベース)

複数回答制なので「教えて!goo」や「楽天みんなで解決!Q&A」などにも利用者の得票が確認できるが、「教えて!goo」がやや健闘しているくらいで、あとは「その他」の範ちゅう程度でしかない「Q&AはYahoo!知恵袋」「百科事典サイトはWikipedia」という半ば「定番」フォーマットが作られているかのようですらある。

例えば「Aサイトはこの分野が得意」「Bサイトはこのような話なら他のどのサービスにも負けない」「Cサイトはオールマイティだが収録数が少ない」のなら、それぞれのサイトに利用が分散する。しかし「Aサイトはオールマイティで収録数も絶大」となれば、わざわざBやCを選ぶ必要はなく、Aサイトだけを多用することになる。「Q&AはYahoo!知恵袋」「百科事典サイトはWikipedia」に利用が集中しているのは、このような状況からのものと考えてよい。

そしてそれは何も中学生だけに限った話ではないのかもしれない。



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