【更新】にょろ-んと伸びるチョコレート菓子を買物かごに加えたくなる広告
2010/04/02 07:04
日本ではあまり見かけられないが、欧米ではスーパーやデパートのレジで、バーコードやICタグなどで読みとってもらうため「流れ作業で使うようなベルトコンベア」に乗せる仕組みが導入されている店が多い。「商品をレジにつながるベルトコンベアに置く。他人の商品と混ざらないように仕切り棒も置く」「コンベアが動き、レジ打ちの人が商品のデータを読みとって清算する」「支払いが済むとコンベアが動き、次の人の清算が始まる。また、清算が済んだ商品はコンベアの終わりの部分に進み、くぼみの部分にたまっていく」という具合だ。この商品清算用のベルトコンベアに展開されたのが、弾力性・かみごたえのあるチョコレート菓子として「スニッカーズ」と共に日本でもお馴染みの[ミルキーウェイ]の広告である(Coloribus.com)。
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↑ ミルキーウェイのベルトコンベア広告。
これは以前【子どもへのダイエット政策続くアメリカの学食事情】でもちょっぴり触れた、欧米で人気の高いチョコレート菓子「ミルキーウェイ」の広告として2009年3月に展開されたもの。ミルキーウェイはキャラメル感のある、弾力性の強いチョコレートバー。誰もが一度は食べたことがあるだろうから実感として判るだろうが、そのかみごたえから強い満腹感を味わえるのが特徴。今広告はその粘り強さを知ってもらうために、レジのベルトコンベアに装飾されたものだ。
コンベアの始点部分にはミルキーウェイの「ミルキー」部分が、そしてベルト本体には「ウェイ」部分が描かれている。そのままコンベアが進むと当然始点部分とベルトに描かれた部分は離れていくのだが、その部分が「切れずに伸びるゴムのような中身」で描かれている。見ている人は目の前でどんどん伸びていくミルキーウェイを見ながら「そんなことあるわけないだろ」と頭の中でツッコミを入れつつ、「でも結構粘り強いのは確かだよな」と、ミルキーウェイのかみごたえを思い出し、口にあの食感がよみがえることになる。
コンベアはループする構造で創られている。最後にはコンベア上の「ミルキーウェイ」の伸びた部分も切れるわけだが、伸びた部分には「ミルキーウェイでちょっと素敵なひと時を(Life's Better The Milky Way.)」というメッセージが添えられ、アクセントを加えてくれる。
買物に行くたびにこの「にょろ-ん」と伸びる姿を見続けたら、きっと買物かごに収められるミルキーウェイの数も増えてしまうに違いない。
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