「ぎょうざ日本一」の栄冠、2009年は50円差で宇都宮市の頭上に
2010/03/10 05:20
総務省統計局が2010年2月16日に発表した2009年分の家計調査の速報値によれば、ぎょうざの年間購入額を争ういわゆる「ぎょうざ日本一」において、2009年は栃木県宇都宮市が年間4187円でトップについたことが明らかになった。宇都宮市と常に激しい争いを繰り広げていた静岡県浜松市は4137円と、50円の差で惜敗した形となっている。
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これは【家計調査速報】のデータを元にしたもの。同統計は【「ぎょうざ日本一」争奪戦、前半戦は10円玉一枚の差で浜松市がリード】や【ぎょうざのメッカ、実は宇都宮ではなくて……!?】などにもあるように、
・1世帯当たりの調理済みぎょうざの平均年間購入額を算出
・外食での注文や冷凍ぎょうざは対象外
などの基準で算出されたもの。発表された値を元にぎょうざの消費額上位をグラフ化したのが次の図。
↑ 1世帯当たりの調理済みぎょうざ年間購入額(2009年)(上位10県庁所在地と政令市)(円)
宇都宮市と浜松市がずば抜けて額が大きいのがひと目でわかる。そして今年もまた、浜松市が宇都宮市に及ばず、第二位に甘んじることになった。知名度などさまざまな点で「トップ」と「第二位」にはインパクトの差があることを考えると、今年もまた両市で激しいつばぜり合いならぬ「ぎょうざ競り合い」が繰り広げられるに違いない。
なお余談ではあるが、同データには購入額だけでなく、100世帯当たりの購入頻度も収録されている。それを同様にグラフ化すると、興味深い結果を見ることができる。
↑ 100世帯当たりの調理済みぎょうざ年間購入頻度(2009年)(上位10県庁所在地と政令市+宇都宮市)
浜松市は第二位、そして宇都宮市はトップテンにすら入っていない。第一位は購入額では第六位の前橋市という結果になっている。あくまでも抽出対象世帯の平均値、ということではあるが、「ぎょうざをもっとも多くの回数食べたのは宇都宮市でも浜松市でも無く、前橋市」ということになる。
あるいは来年の「ぎょうざ日本一」には、前橋市も加わることになるのかもしれない。
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