ツイッターの便宜性、トップは「リアルタイム」、次いで「更新簡単」「新鮮情報」

2010/03/07 08:46

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ツイッターイメージ【富士通総研】は2010年3月1日、140文字以内で自己表現をするミニブログこと【ツイッター(Twitter)】に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうちツイッターの利用者において、そのメリットとしてもっとも多くの人が考えているのは「リアルタイムに情報発信ができる」だった。ほぼ同数の「ブログより更新が簡単」を挙げる人とあわせ、それぞれ過半数の人がこれらの項目に同意を示している(【発表リリース】)。



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今調査は2010年1月18日から20日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は5451件。15-64歳を対象としており、年齢階層や性別はそれらの属性、さらには都道府県の構成を国政調査に準じて割り当ててある。

調査母体のうちツイッターの利用者8.2%の人に、ツイッター利用をどのように考えているのか、主にメリットの面で複数回答形式にて尋ねたところ、もっとも多い回答は「リアルタイムに情報発信ができる」だった。

↑ ツイッター利用者の意識(利用者限定、複数回答)
↑ ツイッター利用者の意識(利用者限定、複数回答)

トップにほぼ同数で「ブログより更新が簡単」がついている。文字列だけ、しかも140文字以内で「投稿する」ボタンを押せばOKなのだから、簡単といえば確かに簡単ではある。

そして「簡単更新」ができるからこそ、リアルタイムの情報発信システムが活きてくる。新規投稿がリアルタイムに表示される仕組みだったとしても、投稿までに多数のプロセスを要するものだとしたら(まるで会社の稟議書に上司のハンコを1ダース押さねばならないような)、リアルタイムの情報発信の仕組みの価値は半減してしまうからだ。その視点で見ると、「リアルタイムに情報発信ができる」と「ブログより更新が簡単」は対で考えられるべき内容であり、だからこそ双方の得票がほぼ同じともいえる。

また、このツートップの利点「リアルタイム」「簡単更新」があるがため、第三位の「新鮮な情報がある」のメリットが生まれることになる。この3点「即時」「簡単」「新鮮」こそがツイッターの最大の特徴ともいえよう。



なお具体的な数字は公開されていないが、リリースによれば年代別で見ると10・20代は「リアルタイム性」を高く評価している一方で、40・50代は「新しいメディア」や「有名人の情報」に対する評価が高いとのこと。……ツイッターにおいては案外、中堅層以降の方がミーハー度が高いのかもしれない。



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