ツイッターの現在利用率8.2%、若年層ほど高い割合

2010/03/02 07:09

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ツイッターイメージ【富士通総研】は2010年3月1日、140文字以内で自己表現をするミニブログこと【ツイッター(Twitter)】に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、ツイッターを知っている人は70.2%に達していたものの、現在も利用している人は8.2%に留まっていることが分かった。年代別では若年層の方が利用率が高く、10代では15%近くにまで登っている(【発表リリース】)。



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今調査は2010年1月18日から20日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は5451件。15-64歳を対象としており、年齢階層や性別はそれらの属性、さらには都道府県の構成を国政調査に準じて割り当ててある。

ツイッター(Twitter)は、【ちまたで今、話題なサイト「Twitter」・気ままでお気楽なひとり言をワールドワイドで】でも紹介したように2006年7月にサービスを開始、海外では2007年あたりから、日本国内では2009年前後から話題に登っている。国内では【「ツイッター」認知だけなら4割強、利用率はわずか3%】でも触れているが利用者はまだまだごく少数。世間一般に対する認知度は限りなくゼロに等しい。

今調査結果でも、認知度はある程度拡大してはいるものの、利用経験者は1割程度でしかない。現在も利用している人に限れば、わずか8.2%。今件がインターネット経由の調査であることを考慮すると、社会全体の比率としてはもう少し低いものとなるだろう。

↑ ツイッターの利用状況
↑ ツイッターの利用状況

利用度・認知度を年齢階層別にみると、認知度は年代差にさほど違いはないものの、利用率では若年層ほど高い傾向が見られる。

↑ 年代別ツイッターの利用率・認知率
↑ 年代別ツイッターの利用率・認知率

特に利用率において、20代と30代の間に5ポイントもの開きが生じていることから、リリースでも指摘されているように「大学生を中心とした若年層の利用が多い」と推測できる。

男女別にみると、女性は認知率・利用率共に低い傾向にある。特に利用率は年齢を経るにつれて差異が大きくなり、40代以降では女性は男性の半分前後でしか無くなる。

↑ 年代別ツイッターの利用率・認知率(男性)
↑ 年代別ツイッターの利用率・認知率(男性)

↑ 年代別ツイッターの利用率・認知率(女性)
↑ 年代別ツイッターの利用率・認知率(女性)

逆に男性の利用率は高く、10-20代では2割に迫ろうかという勢いである。60代前半でも6.2%と、調査母体男性の16人に1人は利用している計算になる。



ツイッターの利用状況については、調査国や状況によって大きな差異が出る傾向があり、「若年層と中堅、高齢層、どの年齢層が一番使っているか」という点でも諸説入り乱れているのが実情。少なくとも今調査では「女性より男性」「高齢層より若年層」の利用率が高いとみてよさそう。新しい技術に積極果敢に挑戦する若年層の方が、利用頻度が高いのは当然にも見えるが、どうだろうか。



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