デリバリーサービス、月一以上の利用は12.5%・ピザがトップで8割を超える
2010/02/14 07:04
マイボイスコムは2010年1月19日、デリバリーサービスに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、月に一度以上デリバリーサービスを利用する人は12.5%に過ぎないことが分かった。まったく利用しない人も3割強に達している。一方、デリバリーサービスでもっとも多く利用されているのは「ピザ」で81.1%となり、圧倒的多数に及ぶ結果が出ている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年1月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2839人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代34%・40代31%・50歳以上21%。
ポストに毎日のように投函されるデリバリーサービスのチラシを見て、美味しそうな料理の写真に誘惑される気分を味わった経験を持つ人は多いだろう。一方で昨今の不景気の中、外食と共にデリバリーサービスも利用度が落ちているという話がある。
それでは現時点での利用頻度はどれくらいなのだろうか。冒頭にもあるように、月1度以上の利用者はわずかに12.5%に過ぎなかった。「年に1度以上」までハードルを下げて、ようやく過半数に達する。
↑ あなたは、普段どの程度、食事のデリバリー(宅配、出前)サービスを利用しますか?
お寿司やピザ、ラーメンやチャーハン、うどん、最近ではファミレスの料理にお弁当など、デリバリーサービスも多種多様なものが用意されるようになった。便利な事この上ないのだが、お財布事情には勝てないようだ。あるいは健康志向も多分に影響しているのかもしれないが。
デリバリーサービスを利用している人に、具体的な品目を聞いてみたところ、もっとも多いのは断トツで「ピザ」。5人中4人までが「デリバリーを使う場合はピザ」と答えている。
↑ どのようなデリバリーサービスを利用するか(利用している人限定、複数回答)
一つ目のグラフから、利用度の差はあれどデリバリーを使っている人は66.8%と分かっている。それに二つ目のグラフの結果を掛け合わせると、調査母体全体では54.7%の人がデリバリーでピザを頼んだ経験がある計算になる。二人に一人の割合は、かなりの割合といえよう。
第二位は「寿司」。これも「ピザ」には到底及ばないが、全体では高めの域にある。調査母体の年齢階層の高い層が多く答えているのだろうか。次いで「中華料理(ラーメンなど)」「そば・うどん」「弁当」などと続くが、いずれも少数でしかない。チラシの数やサービスの種類数から見れば、もう少し多くの人が使っている感もあるのだが、現実にはこのくらいのものなのだろう。
なお【ファストフードは「ネットフード」に!? ドミノ・ピザで注文の4割がネット経由へ】などにもあるように、インターネットとピザとの相性は(消費者にとっても販売店にとっても)相性が良い。今調査はインターネット経由のため、多少ピザには有利な結果となってしまっているかもしれない。それを一応付け加えておくことにしよう。
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