バレンタインデーのお返し、どれくらい期待してる? 小中学生は「金額にこだわらない」が過半数・「期待できない」も17.2%
2010/02/12 05:03
ネットマイルは2010年2月9日、小中学生のバレンタインに関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体(小中学生の女の子)においては、バレンタインデーにチョコレートを贈った人の51.9%は「ホワイトデーのお返しは金額にこだわらない」と答えていることが分かった。「自分であげたものより高い金額のものを期待している」という意見はわずか9.0%に過ぎない。さらに「お返しそのものが期待できない」も17.2%にのぼっている([発表リリース、PDF])。
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今調査は2010年1月14日から15日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は290人。全員が女性で、学年階層比は小学5年生が28.3%・小学6年生が27.9%・小学4年生が17.2%・中学1年生が14.5%など。なお小学校低学年(小学1・2年生)は回答数が少数(5人)のため、今回はグラフ生成から除外してある。
調査母体のうちバレンタインデーにチョコレートをあげる予定の人268人に対し、ホワイトデーのお返しに期待している予算を尋ねたところ、全体では「金額にこだわらない」が51.9%と過半数を占めていた。
↑ ホワイトデーのお返しは、どれぐらいの予算を期待していますか
「自分であげたものより高いもの」は1割にも満たず、「同じくらい」が2割強で次点、「お返しが期待できない」が17.2%で三番目に高い回答率となっている。単純にこの結果だけを見ると「小中学生では男女のバレンタインデー・ホワイトデーのやり取りも誠実なものだな。大人だと三倍返しが当たり前とか言われているのに……」とため息交じりで愚痴をこぼす男性諸氏も少なくないだろう。
しかし【小中学生がチョコを贈る相手、トップは「お父さん」でも「男の子の友達」でも無く……】でも触れているように、今調査母体においては7割が「友チョコ」、つまり同性の友達に気軽なプレゼントとしてバレンタインデーにチョコレートを渡すと答えている。
↑ バレンタインチョコは誰にあげますか(女の子全体)(複数回答)(再録)
つまり「同じ程度」と答えた人の多くが、「友チョコとしては同じくらい」と回答している可能性を示唆している。実際、今調査別項目で学年階層別に「友チョコ」の比率を尋ねているが、これは高学年ほど高くなる傾向にある。それと同時に今件にもあるように「金額にこだわらない」率も増えており、「友チョコの多くは『金額なんて気にしないよ』と答えている」説を裏付けることにもなる。
↑ どの種類のチョコレートをあげるか(「あげる」と答えた人限定)(再録)
今回公開されたデータの範囲では精査出来ないが、あるいは小中学生においても「異性に渡すチョコレート」についてはグラフ中赤系統色の項目(高いもの・同じくらいのもの)の率が高いのかもしれない。それでもまだ「三倍返し」と言われるよりはマシかも……と再びため息をもらす人もいる、だろうか。
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