【更新】もっとも好きな「B級グルメ」、20.1%の人が答えたのは……
2010/02/09 06:57
マイボイスコムは2010年1月19日、いわゆる「B級グルメ」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、もっとも好きな「B級グルメ」には20.1%の支持を得て「ラーメン」がついた。次点として「お好み焼き」「焼そば・焼うどん」が続いている。「ラーメン」は「牛丼」「カレー」と合わせていわゆる「三大国民食」の一つでもあり、不動の地位についているともいえよう(【発表リリース】)。
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今調査は2010年1月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2838人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代33%・40代32%・50歳以上21%。
先に【「B級グルメ」と聞いて何を想像する? お好み焼き、ラーメン、たこ焼き……それよりもまずはアレが一番!】で「頭に思い浮かぶB級グルメ」を尋ねているが、B-1グランプリの影響もあってか、「焼そば・焼うどん」がトップについている。
↑ 「B級グルメ」と聞いて、あなたはどのような食べものを思い浮かべますか?(複数回答)(再録)
それでは「思い浮かべる」では無く「もっとも好きな」という選定基準で選んでもらうと、どの料理がトップにつくだろうか。フタを開けてみると、「ラーメン」が他の料理から群を抜く形でトップとなった。
↑ 次に挙げる「B級グルメ」の中で、あなたが最も好きなものを1つお選びください
焼そばの知名度はアップ。
しかし最も好まれる
B級グルメとして
ラーメンの地位は不動。
理由としてはこれも先の記事で触れているが、そもそも論として「B級グルメ」という言葉が広域に浸透するきっかけを作った[B-1グランプリ]で相次いで焼そばが優勝し(第1・第2回は富士宮焼そば、第4回は横手焼きそば)、「B級グルメ=焼そば」というイメージが強く刷り込まれたことによるもの。一方で汎用的な意味合いでの庶民的料理としては、ラーメンが一番好まれていることに変わりは無い、ということなのだろう。
また、焼そば・焼きうどんやお好み焼きと比べて、ラーメンは「商品化されている種類の多さ」でも群を抜いている。生めん・カップめん・袋入りのインスタントラーメンを合わせれば、コンビニやスーパーなどで何種類のラーメンを数えることができるだろうか。これも「一人ひとりの好みに対応する味わいが提供される」という観点で「もっとも好きなB級グルメ」に選ばれるポイントてもある。
もちろん、だからといって「焼そば・焼うどん」や「お好み焼き」などの料理が劣っているというわけでは決して無い。むしろそれだけ「伸びしろ」があると考えることすらできる。レシピの汎用化、インスタント食品としての展開と普及が進めば、「もっとも好きなB級グルメ」として、ラーメン以外の料理も積極的に選ばれるようになるだろう。
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