ポリタンクを並べるだけで「うちのクルマはこんなにも高性能!」をアピールした広告

2010/02/06 08:51

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ポリタンクを並べるだけで「うちのクルマはこんなにも高性能!」をアピールした広告イメージ一、二年前の資源価格高騰時と比べれば随分とマシになったものの、自動車を運転する人にとってガソリン代は常に気になるもの。さらにお財布事情も厳しくなれば、低燃費な自動車が注目されるのも当然のお話。【主婦ドライバーが欲しい車、自分専用なら「タント」・家族共用は「ステップワゴン」】【新成人がもっとも欲しい自動車は「キューブ」、女性はコンパクトカーがお好き】にもあるように、軽自動車やコンパクトカーなどの車種が人気なのも納得が出来る。この傾向は何も日本だけでなく、世界に共通したお話で、海外でも「燃費の良さ」は自動車選びの際の重要な要素といえる。その「燃費の良さ」という高性能ぶりがひと目で分かるのが、ダイムラー社の傘下にある【スマート社】が展開している軽自動車「スマート(Smart)」(日本では現在はメルセデス・ベンツ日本が対応・販売。【公式サイト】)の広告だ(【I Bellieve in Advertising】)。



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↑ スマート(Smart)用のポリタンクならこんな大きさで十分ですヨ
↑ スマート(Smart)用のポリタンクなら燃費が良いからこんな大きさで十分ですヨ

「スマート」拡大図イメージずらりと並ぶ自動車用のガソリンを入れたポリタンク(プラスチック製の容器)。皆同じサイズをしているのに、なぜか一つだけミニサイズのものが。「他の自動車ならこれくらいのポリタンクが必要ですけど、うちのスマートならこんな大きさで十分なんですよ」ということを無言で、正確には「smart」のブランドロゴだけでアピールしている。

どこにも「低燃費」という具体的なメッセージは描かれていないが、サイズの違うジェリ缶を並べ、そこにロゴシールを一つ配するだけで見ている人に理解させるあたり、巧みと言わざるを得ない。


↑ 参考までに、こちらが「スマート」の動画の一つ。

単に「低燃費」を連呼したり、難しい言葉を並べたてるより、イメージ的・感覚としてとらえさせる良い事例だろう。得てしてこのような「ビジュアル的な印象」の方が、深く長く記憶に残るものである。

なお【「ガソリンや軽油の買いだめは危険いっぱい」消防庁が警告】でも説明しているが、日本では「セルフスタンドではガソリンを容器に入れてはいけない」「ポリタンクに入れるガソリンの容量制限は10リットル以下・灯油用のポリタンクには入れてはいけない」など複数の制限があるので、今回の写真のような販売・保存は不可能。くれぐれもご注意あれ。



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