【更新】飲食店経営者も注目・95.2%は「メニューには写真がたくさん載っていた方が良い」
2010/02/04 12:10
「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2010年2月1日、メニューの写真に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、市販の食品や飲食店のメニューには写真がたくさん載っていた方が良いと考えている人は、「絶対」「どちらかというと」を合わせて95.2%にも達していることが分かった。「絶対に」は男女・年齢階層でやや差が出ているものの、肯定派はどの属性でも9割を超える結果となっている。飲食店のメニューには写真掲載は欠かせないようである([発表リリース])。
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今調査はアイシェアが2010年1月12日から1月15日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行ったもので、有効回答数は502人。男女比は56.8対43.2で、年齢階層比は20代35.9%、30代30.3%、40代33.9%。
飲食店で出されるメニューだが、古風な喫茶店だと見開き1ページに料理名と価格がずらりとリスト化されただけの、簡単なものであることが多い。一方でファミリーレストランなどに用意されているメニューは色とりどりで、ほぼすべての料理の写真が掲載されており、見ているだけでもお腹が減ってくる。実際先日記事にしているが(【経験者は76.9%! 「これ美味しそう!」写真につられたのはいいけれど、頼んでみたら……なこと、ありますか?】)、メニューの写真は料理の選択に大きな影響を与える。
↑ 飲食店でメニューに載っている「料理の写真がおいしそう」という理由から、注文する料理を決めたことはありますか?(再録)
それではお客の視点では飲食店のメニューには、やはり写真がたくさん載っていた方が良いのだろうか。4拓で選んでもらったところ、圧倒的に肯定派が占める結果となった。
↑ 飲食店のメニューには写真がたくさん載っていたほうがいいと思いますか?
年齢階層別の経年による傾向は特にないが、男女別では女性の方がやや強い肯定意識を持っていることが分かる。そのような多少の属性別差異はあるが、実に9割以上の人が属性の別無く「飲食店のメニューには写真がたくさん載っていた方が良い」と考えていることが確認できる。ウェブベースでの話でも、以前【携帯検索サイトでも「画像は大きい方」がイイ!】や【ネット新聞読者は紙の新聞読者より記事を読みこなしている】で触れたように、特に「探し物」をしている時には画像は大きい方が好まれる傾向があることが明らかになっている。飲食店のメニューでもまたしかり、なのだろう。
リリースには具体的理由もいくつか提示されていたが、「どんな料理かイメージしやすい」「名前だけではわかりにくい」といった意見が圧倒的に多く、「料理を選ぶ判断材料になる」との意見も複数寄せられたとのこと。同じメニュー名でもお店によって調理方法や素材が異なることも考えれば、当然至極のお話ではある。
一方で『載っていないほうがいい』とした人のほとんどは「写真と実物が違うから」という理由を挙げていたとのこと。お店の料理を良く見せたい気持ちは分からないでもないが、【「サンプルと実物、何であんなに違うの?」その秘密を探る】でも紹介していたような、やもすると「別物じゃないか!」と突っ込まれても仕方の無い写真を掲載するのは控えてほしいものである。
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