【更新】カレーのお肉は「西牛東豚」
2010/01/30 09:00
ドゥ・ハウスは2010年1月30日、自宅で作るカレーに関するアンケート調査の結果を発表した。それによると自作するカレーの具材としては、調査母体では(カレールーや水などを除けば)「たまねぎ」がもっとも多く用いられていることが分かった。また、カレーのアクセントとして忘れられない「お肉」については「豚肉」がもっとも多く、「牛肉」「鶏肉」がそれに次いでいた。さらに肉の傾向では「西日本は牛肉優勢」「東日本はほぼ豚肉」という、地域毎の傾向が見られることも判明している([発表リリース])。
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今調査は2010年1月13日から15日にかけてインターネット経由で、20-50代の女性のうち「最近カレーを作ったことがある人」に電子メール・ウェブサイトで行われたもので、有効回答数は254人。年齢階層は20代25人・30代と40代96人・50代37人。
直近で作ったカレーに入れた具材について、該当するものを選択肢からすべて挙げてもらったところ、もっとも多かったのは「玉ねぎ」で94.5%。以下3位まで野菜が続いている。
↑ 最近作った手作りカレーに入れた具材(複数回答)
他の具材とのバランスを考えると、少なくとも調査母体においては、手作りカレーには「玉ねぎ」「にんじん」「じゃがいも」の野菜類は基本のようだ。そして何らかの肉類を入れるというのがパターンとなっているものと思われる。
その肉類だが、全体としては「豚肉」がトップで42.1%、次いで「牛肉」34.6%、「鶏肉」24.8%。複数種類、あるいは別系統のお肉を入れる可能性もあるが、この3種類をあわせた比率がほぼ100%にあたるため、「多くの人はいずれか1種類の肉を入れている」と考えてよさそうだ。そしてトップは「豚肉」ということになる。好き嫌い・相性、そして価格を考えると「豚肉」が最良ということなのだろう(個人的には鶏肉もなかなか捨てがたいものがあると思うのだが……)。
ただ、その「自作カレーに入れる肉の種類」だが、全国的に「豚肉優勢」というわけでもなさそうだ。元資料には都道府県別に構成比がもっとも高かった肉の種類をプロットした地図が用意されてる。元々母体数が少ないため、多少のぶれがあるのは否めないが、そのぶれを認識した上でも大きな傾向が確認できる。
↑ 「カレー」に入れる「肉」の分布図
図にも配したように、東日本はほぼ豚肉で統一されている。一方西日本では牛肉が優勢、日本海側に限れば鶏肉が優位な状態となっている。地域文化やカレーの普及の歴史などが影響しているものと思われるが、興味深い話ではある。
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