メルマガを読まなくなった理由、63.6%は「興味の無い広告宣伝が多いから」

2010/01/26 05:13

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メルマガ受信イメージマクロミルは2010年1月25日、メールマガジン(メルマガ)に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、受信していたメルマガを購読しなくなる最大の理由として挙げられたのは「興味の無い広告宣伝が多い」で63.6%にも達していた。第二位の回答「内容がつまらない」と合わせ、読み手の興味・ニーズとマッチしない内容を配信してしまうと、容易に読者が離れてしまうメルマガ事情を表す結果といえる(【発表リリース】)。



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今調査は2009年12月2日から3日にかけてインターネット経由で実施されたもので、有効回答数は500人。男女比は1対1で年齢階層比は20代・30代・40代でほぼ均等割り当て。

受信していたメルマガを読まなくなる・なった理由について複数回答で尋ねたところ、もっとも多くの回答が寄せられた項目は「興味のない広告宣伝が多い」で2/3近くに該当する63.6%にも達していた。

↑ メールマガジンを読まなくなる理由(複数回答)
↑ メールマガジンを読まなくなる理由(複数回答)

昨今のメルマガスタンド(メールマガジンを配信するシステムを提供するウェブサービス)ではサービスを無料提供する代わりに、スタンド独自の「広告告知用メルマガ」を別途読者に配信する他、メルマガ本体の最初や最後(あるいはその双方に)メルマガスタンド側の広告を挿入するスタイルを採用している。いわゆる「広告ビジネスモデル」というもの。

メルマガの発行側は「無料で使えるのだから仕方がない」という認識で許容しているのが前提。しかし挿入される広告の量が増えてくると、「メルマガ本体の内容に問題が無くとも、スタンド側が加えた広告が理由で解約される」リスクが高まることを今調査結果は示している。独自で配信システムを構築・利用出来ればそれにこしたことはないのだが、個人ベースではなかなか難しいのが現状だ。

適切な配信頻度
文章の分量を適度に
第二位の「内容がつまらない」はメルマガ発行者の努力次第、第四位の「興味がなくなった」は読者側の気変わりなので仕方ない。しかし第三位の「配信頻度が多すぎる」、第五位の「一回のメルマガが長い」は、発行側の立場からすれば多少驚きの結果といえるかもしれない。メルマガが解約されないようにするための秘けつは「配信頻度を適切に」「あまり冗長にせずに」が原則、ということなのだろう。



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