世界のインターネットユーザーの広がり具合
2010/01/24 08:32


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Pingdom社で公開されたデータによれば、2009年9月時点のインターネット利用者は17億3399万3741人。そのうちアジア圏の人は42.6%を占める7億3825万7230人を数えている。

↑ 地域別毎のインターネットユーザー数(2009年、pingdom発表、億人)
利用者数という観点では、いかにアジア圏の割合が大きいかが分かる。インターネット関連の技術やサービスでは最先端を突っ走るアメリカ合衆国を含む北アメリカ圏は、人数の上では14.6%でしかない。先の【主要国のPC経由のソーシャルメディア利用率と人数(16か国版)】と合わせて読むと、さらに興味深く思えるはずだ。
ただし「主要国のPC経由の-」でも触れているが、アジア圏のかなりの部分を占める中国では、インターネット利用者としてカウントされてはいるものの、利用状況そのものは「中国内イントラネット」に近い状態であることに留意する必要がある。いわゆる「情報検閲」が厳密に行われているからだ。体制維持がその理由とされているが、複雑なジレンマに追い込まれていることは否定できない。
さて、Pingdomのデータには他にも目に留まるものがいくつも紹介されている。そのうち今回は、利用されているウェブブラウザのシェアについてグラフ化してみることにした。ウェブやブログのデザイン、セキュリティの問題など、複数の点で「読者が利用しているブラウザ」は気になるポイントだからだ。

↑ ウェブブラウザシェア(2009年12月、pingdom発表)
インターネットエクスプローラーがいまだ過半数を維持しているが、すでにそのシェアは2/3を割っている。ファイアーフォックスが1/4近くを占め、その他のブラウザが5%内外でつばぜり合いをしている、というところだろう。
もちろんブラウザシェアは、アクセスするサイト・ブログによる違いも少なからず表れる。上記は「世界全体」としての観点だが、当サイト(Garbagenews.com)の過去一か月間のデータを抽出して同様のグラフを生成したのが次の図。

↑ ウェブブラウザシェア(2009年12月-2010年1月、Garbagenews.com内)
インターネットエクスプローラーやファイアーフォックスの割合はほぼ同じだが、Chromeが非常に少なく、その分サファリの利用者が多いという結果が出ている。いずれにせよ、インターネットエクスプローラー・ファイアフォックス・サファリあたりまでを考慮して色々と手を打てば、9割前後の読者には不具合無く閲覧してもらえそう、と考えて良いのだろう。
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