49%が「デジタル商品で良い母親になれる!」…アメリカの「デジタル・ママさん」たちはハイテク活用中
2010/01/25 07:09


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今データはBabyCenter内で行われた調査の結果であり、当然ながらインターネットをある程度以上使いこなせるアメリカの母親を対象としている。それによると、いわゆるデジタル系技術(IT系技術)と「良い母親像」との関係については、X世代(1965-1976年生まれ)よりY世代(1977年以降生まれ)の方が高い期待と確証を持っているようだ。

↑ インターネットをたしなむ米母親の、IT系技術と「より良い母親」への思い(2009年12月、BabyCenter 「21st Century Mom:Tech Mom」)
若年層の方がインターネットをはじめとしたIT系技術への対応性・柔軟性が高いという傾向は、どこの国でも同じらしい。
購入価格の問題や持ち運びのしやすさ、操作性などにおいて、女性が据え置き型のパソコン以上に好むことが多いモバイル系端末への傾注度が高いのも、日本同様のお話。調査母体のうち自分の携帯電話やPDAを持っている36%に対し、どのような使い方をしているのかを複数回答で尋ねたところ、実に7割近くの人が「家族のスケジュール管理をしている」と回答していた。

↑ インターネットをたしなむ米母親が、日常携帯電話やPDAでやっていること(自分の携帯電話を持っている36%に対する問い、複数回答)(2009年12月、BabyCenter 「21st Century Mom:Tech Mom」)
意外に多いのが、家族の写真の編集や閲覧をデジタルで行っている人。1/3以上の人が、自分の携帯電話で家族の写真を撮り、編集などをして楽しんでいることになる。また、レシピ探索やゲーム・音楽のダウンロードなど、色々な活用法を堪能しているようすがうかがえる。
おおもとの資料の「BabyCenter 「21st Century Mom:Tech Mom」」では、残念ながら現時点で公開されている情報はダイジェスト的なものでしかない。そのダイジェスト版の中には「21世紀の母親に対し、IT技術などがもたらした5つの変化」として、次のようなリストが掲載されている。
2.昨今の母親は物品を購入する際に、技術面にも注力を置き始めている。
3.昨今の母親はIT系のツールを巧みに使いこなし、より良い母親を目指している。78%の母親はデジタル系の家庭用健康管理・診断ツールに興味があると答えている。
4.記録を残し、共有化することを非常に重く感じている。調査母体の93%がデジカメを持っている。一方で約半数は時間が無くてその写真を整理できず、63%がそれについて気をとがめている。
5.IT系商品の活用で、運動不足になったり他人との接触時間が少なくなることを心配する向きもある。しかし同時に、それらのツールで家族や知人との交流が促進され、節約した時間をより多くの娯楽などの「心身の娯楽」に使えるという考えも持っている。
中々興味深い傾向ではある。無論今件データはインターネット経由であるから、世間全体の母親という観点で見る場合には割り引いて考える必要がある。とはいえ、全体的な傾向としては大きな違いはないだろう。そして日本の母親もまた、同じ道を歩んでいくに違いない。
やや本筋から外れるが、おおもとの資料では「デジタル系アイテムで欲しいものベスト10」のリストも掲載されていた。
2.Nintendo Wii Fit
3.HDTV
4.ブルーレイディスク
5.外付けハードディスク
6.iPhone
7.HDのデジタルビデオカメラ
8.ポータブルDVDプレイヤー
9.ポータブルGPSナビゲーター
10.デジタルカメラ
任天堂のWii本体では無く、『Wii Fit』が入っているあたり、上記リストの「5.」の不安を解消しようする意思が強く表れているといえよう。
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