平均2.9社・カップルは3.3社……賃貸物件を借りるまで何件の不動産会社に足を運ぶ?
2010/01/06 12:20


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今調査は「at home web」で物件情報の保存機能を使い、賃貸物件の契約・入居に至ったユーザーに対して2008年8月から2009年7月にかけて行われたもので、有効回答数は243人。男女比は49.4対50.6、年齢階層比は19歳以下2.1%・20代32.1%・30代42.4%・40代14.4%・50歳以上9.0%。地域別は1都3県が57.6%、その他地域が42.4%。
新居となる賃貸物件の契約までに訪問した不動産会社の件数を尋ねたところ、もっとも多い回答数は1社で28.8%、次いで3社の25.5%という結果になった。

↑ 新居決定までに訪問した不動産会社数
物件を探すには足を棒にして多数の不動産会社を来訪するイメージが強い。今件がインターネット上の不動産情報提供サービスを利用した人を調査母体としていることもあるが、従来のイメージとはかけ離れた結果となっている。これはリリースでも言及されているように「ネット上での物件詳細情報の公開が進んだこと」によるもの、逆にいえば「インターネット上で賃貸・不動産情報を検索することで、多数の不動産会社に足を運ぶ手間を省くことができる」現状を裏付ける結果ともいえる。
一方これを家族形態別で平均値を見ると、少々面白い結果が出てくる。

↑新居決定までに訪問した不動産会社数(平均、家族形態別)
シングルは一番少なく2.5件、ファミリーは3.1件、そしてカップルは一番多く3.3件となっている。リリースではこの傾向について「カップルが新居選びを慎重に行っている姿が浮彫りになった」と説明しているが、同時に「カップルが望む物件がなかなか見つからない」現状をも表しているのかもしれない。
当方(不破)がかつて賃貸物件を探した際にはそれこそ10件単位で不動産屋に足を運び、掘り出し物を探したもの。当時はまだ「インターネットで物件情報を探る」という手法など考えられなかったせいもあるのだが、今回の結果を見ると改めて「インターネットと不動産情報の相性の良さ」が確認でき、驚きを感じさせる。
今後さらに技術が発展しインターネット、そしてさらには携帯電話が普及するにつれ、手元のケータイで詳細な賃貸情報の検索、そして該当物件を管理する不動産会社への連絡などもできるようになるのだろうか。
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