目を通す人は76.3%…お店のPOP広告、目を通してる? 効果ある??

2010/01/04 07:27

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POP広告イメージマイボイスコムは2009年12月22日、買い物の仕方に関する調査結果を発表した。それによると、買い物をする際に店内の商品説明(POP広告)にある程度意識をして目を通す人は76.3%に達していることが分かった。まったく読まない人は3%以下でしかない。また、POP広告によって実際に商品を購入した経験がある人は24.6%と1/4に達し、店内広告がそれなりに効果を発揮していることが確認できる結果となっている(【発表リリース】)。



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今調査は2009年12月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万4415人。男女比は46対54、年齢階層比は10代1%・20代14%・30代33%・40代30%・50歳以上22%。

海外の事例だが店内広告については以前【「棚に置かれた割引券」「床に描かれた広告」どれくらい効果があるかご存じ? 米における店内販促の効果】【「クチコミ」「テレビ」「広告記事」どれが一番効果的? 米消費者の購入動機】でも紹介したように、適切な手法を取り入れることで比較的高い販売促進効果を生み出すことができる。今件ではまず店内の商品説明広告(POP広告)を読むことがあるか否かについて尋ねているが、「あまり読まない」「全く読まない」といったPOP広告無視派は23.1%となり、1/4以下でしかない。

↑ 買い物をする際に、店内の商品説明(POP広告)を読むことはありますか
↑ 買い物をする際に、店内の商品説明(POP広告)を読むことはありますか

「よく読む」「時々読む」を合わせた「程度の差はあれども意識して目を通す」人たちは76.3%に達している。人によっては無駄に思えるようにも見えるPOP広告だが、意外に多くの人が目に留めている。

それではそのPOP広告の具体的な効果はどのようなものがあるのだろうか。「経験があるか否か」でしかないが、当然のことながら書いてある内容を把握することで「商品の内容・特徴が分かった」人が半数近くの49.4%にのぼっている。

↑ 店内の商品説明(POP広告)によって、以下のようなことがあったことがありますか
↑ 店内の商品説明(POP広告)によって、以下のようなことがあったことがありますか

「経験がある」だけで、POP広告を見た上での経験頻度では無い事に注意。つまり「商品の内容・特徴が分かった”経験がある”」人が49.4%なのであり、「POP広告を見る機会のうち49.4%において、商品の内容・特徴が分かった」わけではない。それを差し置いても、今データはPOP広告は見た本人に商品の強いアピールができることを表している。実際に商品の購入に結びついた人が1/4ほどもいるのには驚き。逆に、「いずれもあてはまらない」つまりまったく効果が無かった人は15.7%しかいない。

もちろんPOP広告をつければ何でも良い、というわけではない。訴えかけたい客層に合わせた、適切で分かりやすい表現方法をしなければならない。そして苦労の割には直接の反応が薄く、労多く益少なしのように見えるのがPOP広告。しかししっかりと手間をかけてマーケティングを行い、その結果を反映していけば、「じわじわと」「確実に」成果をあげてくれることを、店側は再認識すべきだろう。



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