もっとも美味しいレジ横調理品を出すコンビニは?
2010/01/04 05:52


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今調査は2009年12月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万4375人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代1%・20代14%・30代33%・40代30%・50歳以上22%。
「コンビニ調理品」とはコンビニのレジ横やその周辺で販売している食品を指している。具体例を挙げると肉まんやから揚げ、おでん、ソフトクリーム、コロッケ、フライドチキン、フランクフルトなど。【「コンビニが フライドチキンで チキンレース」ローソンとファミリーマートのジューシーな戦い】などで触れているが、これら「レジ横商品」「コンビニ調理品」は利益率が高く(=単品あたりの儲け度が高い)、コンビニ側としては力を入れたい商材。
それら「コンビニ調理品」で、購入したことがあるコンビニと、もっとも調理品が美味しい(と思う)コンビニについてそれぞれ複数・単数回答で尋ねたところ、いずれもセブン-イレブンがもっとも多くの票を得る結果となった。元々店舗数・全国展開度共に同店がトップなのだから当然かもしれないが、「もっとも美味しいコンビニ調理品」でも第二位をダブルスコア以上で突き放し最上位につくあたり、セブン-イレブンのコンビニ調理品の人気の高さを改めて実感できる。

↑ 調理品を購入したことがあるコンビニ/もっとも調理品が美味しいコンビニ

ミニストップではコンビニとしては珍しく、購入したコンビニ調理品を店内で食せる「食事スペース」が設けられており、調理品そのものも他のコンビニとは一味違うセンスのものが用意されている。この「店内飲食可能」「レパートリーの豊富さ」がミニストップのコンビニ調理品に対する評価を押し上げる要因となったのだろう。
「店内での食事」はお客の滞在時間を引き延ばすため、短時間での購入を前提としているコンビニにとっては、やや都合が悪いという考え方もある(それだけお客の「回転率」が低下する)。ただしミニストップの場合はその多くで「食事スペース」を外から見える&レジのそばに設置しており、店舗内外に対し「コンビニ調理品を宣伝する役目」も果たしている(雑誌コーナーと同じ役割)。
すべてのコンビニがミニストップに習うべきだ、というわけではない。しかし戦略の一つとしては興味深く、そして客単価の減少が問題視される昨今においては、特に有益な戦略の一つと見なせるに違いない。
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