「どうしてケータイがほしいの?」小学生の答えは……?
2009/12/25 05:09
gooリサーチは2009年12月17日、小学生を対象とした携帯電話利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち携帯電話を所有していない人においては、8割以上が「携帯電話を欲しい」と考えていることが分かった。その理由としては「使ってみたい機能がある」がもっとも多く、次いで「持っていると安心」「友達が持っている」などが上位についている。小学生にとって携帯電話は、おもちゃの一種類のような受け止め方をしているようだ(【発表リリース】)。
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今調査は2009年10月19日から11月19日にかけてインターネット経由(キッズgoo上)で小学1年から小学6年を対象に行われたもので、有効回答数は1206人。男女比は10.6%対89.%、年代階層比は1年生1.4%・2年生2.2%・3年生6.4%・4年生18.0%・5年生30.9%・6年生41.0%。
調査母体のうち携帯電話を持っていない432人に対し、携帯電話が欲しいか否かを尋ねたところ、欲しい人は65.0%・どちらかと言えば欲しい人は19.9%に達していた。
↑ 未利用者の携帯電話所有意向
合わせると8割強が「今持ってないけどケータイが欲しいな」と考えていることになる。
それではなぜ携帯電話が欲しいのだろうか。複数回答で選択肢の中から選んでもらったところ、もっとも多い回答が寄せられたのは「メールやカメラ、ゲームなど使ってみたい機能があるから」で50.4%に達していた。
↑ 携帯電話を欲しい理由について(未利用者、複数回答)
保護者としてはもっとも大きな理由であろう「持っていると安心」も割合は高く、46.6%となっている。もっと直接的な「塾や習い事の帰り道など親と連絡を取りたい」も33.2%に達しているが、学年が高くなるほど減少する傾向を見せる。成長するにつれていわゆる「親離れ」、あるいはリスクの低下を実感しているのだろう。
一方、最上位の「メールやカメラ、ゲームなど使ってみたい機能があるから」や「友達が持っている」は学年が上がるにつれて割合が上昇する傾向が顕著に見られる。「使ってみたいから」「-ちゃんが持っているから」という理由は、普通のおもちゃに対する要望と同じで、冒頭でも触れたが子供達は携帯電話を「普通のおもちゃ」と見なしている感がある。
幼いころからインターネットや携帯電話に囲まれた環境下で育った人たちのことを「デジタル世代」と呼ぶことがある。彼ら・彼女らにしてみれば、携帯電話は特別なものではなく、ゲーム機やカードゲームなどと同様に「(ちょっとハイテクな)おもちゃ」に過ぎないのだろう。
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