アメリカの主要ウェブサイトのアクセス数比較
2009/12/21 12:10
先に【アメリカの主要小売・ソーシャルサイトのアクセス数】で、アメリカ国内の視聴データを確認できる【Quantcast.com】のデータを元に、米小売・ソーシャルネットワーク系サイトの繁盛ぶりをグラフにした。Quantcast.comではこれら小売・ソーシャル系サイトだけでなく、主要サイト全体のアクセス(トラフィック)ランキングが掲載されている。今回はそのデータを元に、現時点における「アメリカで盛況なサイトのリスト」をグラフ化してみることにした。
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掲載されている値は100万ユニークユーザー数単位。ページビューではないことに注意。これを日本人の感覚で分かりやすい万単位に換算したものが次のグラフ。
↑ 米視聴データにおけるアクセス比較(Quantcastより、万ユニークユーザー)
やはり圧倒的に「Google.com」が大きいが、「Yahoo.com」も必死に後を追いかけているのが分かる。そして【米大学生がグーグルやYouTubeよりもっと好むウェブサービスは?】などでも触れているように、「Facebook」の飛躍ぶりが著しい。同様のサービスとしては「myspace.com」が挙げられるが、順位としてはかなり下、ユニークユーザー数も半分程度に留まっているのが気になる。
日本でもお馴染みのサービス「wikipedia.com」や「amazon.com」、そして先日サービスを開始したマイクロソフトの検索エンジン「bing.com」の姿も見える。また、ネットの総合辞書ともいえる「Answers.com」、お天気情報のポータルサイト「weather.com」なども上位についている。後者については、天気情報に対するニーズは高いもののウェブ上で対価を得られにくいことから、日本では大手ポータルサイトの1コンテンツに留まっているスタイルがほとんど。しかし「weather.com」は、天気情報単独で1つのサイトを形成して膨大なアクセスを確保し、ビジネスを成り立たせている。「さすが」と賛美せざるを得ない。
日本では残念ながらQuantcastのような、ドメイン単位でアクセス数の順位・推移を網羅するサービスが見当たらないため、同様のグラフを作ることは難しい(ソーシャルブックマーク数、ブログの会員数などならリスト化は可能だが……)。もしそのようなサービスがあるのをご存知なら、是非ともお教え願いたい。
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