中学受験の子供を持つ母親、情報交換に使う手段は何だろう?!

2009/12/18 05:23

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携帯を使う母親イメージ学習塾の栄光ゼミナールは2009年12月15日、中学受験を検討している小学生の子供を持つ保護者に対する調査結果を発表した。それによると調査母体の母親においては、他の母親との受験や教育に関する情報交換手段としてもっとも使われているのは「携帯電話のメール」であることが分かった。5割近い母親がメールを利用すると答えている。通話や固定電話などの他、mixiをはじめとしたSNSを、受験情報などの母親間コミュニケーションのツールとして用いる事例も確認できる(【発表リリース】)。



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今調査は2009年11月26日から12月4日にかけて、小学生の子供を持つ親に対して携帯電話のインターネット経由で、ネットエイジアによって行われた。有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は30代488人・40代512人。

調査母体のうち女性、つまり母親に対し「子供の中学受験や教育に関する、親同士のコミュニケーション方法」について複数回答で尋ねたところ、もっとも多い手段は「携帯電話のメール」だった。48.6%と、ほぼ半数の親が利用している。

↑ 母親同士のコミュニケーション方法(複数回答)
↑ 母親同士のコミュニケーション方法(複数回答)

元々今調査が携帯電話経由で行われていることから、携帯電話に関する項目で世間一般よりは高い結果が出るのは当然の結果といえる。しかしそれを差し引いても、携帯電話メールの利用率の高さが改めて分かるというもの。何らかの会合で出会った、同様の境遇を持つ他の母親とメールアドレスの交換をし、色々とケータイで情報のやりとりをしているのだろうか。第二位の「携帯電話(通話)」や第三位の「固定電話」と比べると、相手時間の拘束に対する気兼ねも薄いし、利用しやすいのかもしれない。

「メールの方が利用しやすい」という点では第四位の「パソコンメール」も同様。ただし相手の母親がパソコンを使えるか否かの点で考えると、やはり携帯電話のメールの方がハードルが低い。

意外なのは冒頭でも触れたが、mixiをはじめとするSNSを使い、子供の受験勉強などの情報について他の母親とコミュニケーションを図っている人が少なからずいること。SNSは適度に利用のためのハードルが低く、読むだけでなく参加もでき、参加者の身分もある程度裏付けされたもので、自分の知りたいことに対する「集まり」を容易に見つけることができる。「受験勉強をしている子供を抱える母親」という立ち位置に置かれている母親にとっては、居心地の良い場所なのかもしれない。



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