米大学生の情報源、クチコミよりもテレビよりも使っているのは!?
2009/12/19 08:46
先に【米大学生がグーグルやYouTubeよりもっと好むウェブサービスは?】で、【emarket】が【Anderson Analytics】から提供を受けたデータを元に生成されたグラフで、アメリカの大学生がもっとも多用・愛用しているウェブサービスはSNSのFacebookであることについて触れた。その元記事にはもう一つ、重要なデータに関する言及がなされていた。今回はそちら、具体的には「アメリカの大学生が情報源として使用するメディア」についてチェックを入れることにする。
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今データもまた前回同様に、調査会社の【Anderson Analytics】が簡易レポートを【公開している】ものについて、eMarketがその詳細データを受け取った上で生成されたデータ。具体的な行動を限定することなく、何らかの行動を起こす際に、あるいは単純に情報収集のために用いる情報源について、複数回答で尋ねたところ、もっとも多いメディアは「いつも利用しているウェブサイト」だった。男性で80%・女性で76%が使っていると答えている。
↑ ネットを利用する米大学生が情報源として使用するメディア
ほとんどの項目で男性より女性の方が積極的に情報収集活動をしているのが意外だが、「友達や家族」、いわゆるクチコミや、テレビコマーシャルよりも「いつも利用しているウェブサイト」の方が利用度が高いのにも驚かされる。
もっとも以前【アメリカ人がいつテレビを見ているのかがひとめで分かる図】でも触れているが、日本同様アメリカでも若年層のテレビ視聴時間は他の年齢と比べて短い傾向にある。結果としてテレビよりもクチコミやウェブサイトの方が利用率が高いのも当然の結果かもしれない。
またインターネット上のCGM(Consumer Generated Media、利用者が内容を創って行くメディアのこと)においては、ブログや掲示板よりもSNSの方が積極的に活用されている点にも注目したい。同じ趣味趣向の人が集まりやすく、欲しい情報を得られやすいSNSは、情報源としてはうってつけなのだろう。
単純に「情報源として活用する」イコール「影響力がある」ではないが、それに近い影響力はある。ましてや先の記事で、SNSのウェブ上のサービスとしての好感度は他のサービスより高い傾向にある。特に若年層向けの商品を提供している企業が、これまで以上にSNSに注目しているのも当然といえよう。
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