【更新】6割の人が「来年、家族の稼ぎ頭が首になるかも」!?

2009/12/10 07:20

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解雇イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年12月9日、生活の不安に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、来年に「家族でもっとも収入を得ている人」が、自分の意思以外の理由で失業・廃業をせざるを得ない可能性があると考えている人は6割近くに達していることが分かった。経済面における先行き不透明感を再確認させられるデータといえる([発表リリース])。



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今調査は2009年11月18日から11月24日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は505人。男女比は56.6対43.4で、年齢階層比は20代30.7%、30代33.3%、40代36.0%。

一人暮らしの場合は本人、複数の人数からなる世帯に住んでいる人は(自分自身だった場合も含めて)もっとも収入を得ている人が、来年に自分の意思以外の理由によって失業・廃業させられる可能性があるか否かについて尋ねたところ、全体では16.0%の人が「とてもある」と答え、主収入源を失う可能性が高いと認識していることが分かった。リスクを持つことを自認している「少しある」と回答した人は43.4%。合わせて59.4%が「来年はもっとも稼いでいる人が仕事を無くしてしまうかも」と考えている計算になる。

↑ 来年、あなたの世帯の主たる稼得者(最も収入を得ている人)が、失業・廃業してしまう可能性はあると思いますか?(自分の意志での退職・廃業は除く)
↑ 来年、あなたの世帯の主たる稼得者(最も収入を得ている人)が、失業・廃業してしまう可能性はあると思いますか?(自分の意志での退職・廃業は除く)

自営業・自由業も含めどんな職種でも、自分の意志とは関係の無いところで力が働き、失業や廃業を余儀なくされる場合はある。「来年仕事がなくなるかも」という意識は、むしろ「身構える」という点で重要ではあるが、それにしてもどの年齢層・性別を問わず6割前後が「首になるかも」「辞めざるを得ないかも」と考えている、特に1割強が「強く感じている」のは、少々数字が大きすぎる。やはりそれだけ雇用情勢の厳しさ、自分が置かれている業界の大変さを認識しているのだろう。

毎月発表されている景気ウオッチャー調査によれば(【現時点での最新データ分析記事はこちら】)、少なくとも雇用方面の心境は「直近の最悪期と比べれば」改善を見せている。来年はこの値がもう少しでも良いので改善されるような世の中になっていてほしいものだ。



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