年賀状、はがきやメールあわせて平均59通・10代はメールが主役!?
2009/12/04 12:00


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今調査は2009年11月20日から24日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は500人。男女比は1対1で、年齢階層比は15-19歳が7.2%・20代が17.2%・30代20.2%・40代17.2%・50代20.8%・60代16.8%。
調査母体のうち何らかの形で年賀状を出す予定がある人は441人。それらの人に年賀はがき・携帯メール・パソコンメールそれぞれ何通ずつ出す予定があるかを尋ねたところ、全体では年賀はがき52.6通・携帯メール4.3通・パソコンメール2.1通、計59.0通という結果になった。

今年送る予定の年賀状数
男女別では男性の方が全般的に送る数が多い。パソコンや携帯メールは誤差の範囲だが、年賀はがきは男性62.0通・女性43.9通で、20通近くも差が出ている。これは男性の場合、会社の付き合いの関係で出さねばならない人が多いからだろう。
一方年齢階層別に見ると、
・歳を経るにつれて年賀はがきの枚数は増える。50代がピークで75.5通。これも男女の差同様に、会社関連の付き合いが要因と思われる。
などの傾向が見て取れる。先にに【年賀状、出すならやっぱり「はがき」だね・若年層はケータイ年賀も】でも触れたが、年賀状でも若年層ほど携帯メールを愛用する傾向が強く、結果としてメール数も増えていることが分かる。
いわゆる世代間のITギャップをもう少しはっきりさせるため、年賀状総数における年賀はがきの比率を算出し、グラフ化する。この値が高いほど年賀はがきの割合が高く、低いほどパソコンメールや携帯メールによる年賀状送付の割合が高い(IT化が進んでいる)ことになる。

送付総数のうち「年賀はがき」が占める割合
男女に違いはほとんどなく、30代以降とそれより若い層との差が極めて大きいのが分かる。横のつながりにおいてもデジタル世代の多い10代・20代は、年賀状という古来からの風習・習慣においてもさほど気にすることなくデジタルツールを使いこなし、こだわりに関しても気にも留めないということなのだろう。
歳を経てくると自分の年齢の上下との付き合いも多くなるので、それらの人(特に自分より年上の人)に対する配慮も必要になり、年賀はがきを使わざるを得なくなる。しかし自分自身がその「年上」に近付いても、非デジタルに対するこだわりが若い時そのままならば、「年賀はがき」の良さを知った上での利用以外においては、案外携帯メール・パソコンメールによる年賀状送付を続けるのかもしれない。
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