「ボーナスが支給されない」どうしよう? 削る出費はグルメにレジャー!

2009/12/03 07:30

このエントリーをはてなブックマークに追加
節約イメージ楽天リサーチは2009年12月1日、冬のボーナスに関する調査結果を発表した。それによると調査母体において今年の冬にボーナスが支給されない人が、それを理由として削減される出費項目の最たるものは「飲食・グルメ」であることが分かった。回答対象者の半数が削ると答えている。他にも「旅行・レジャー」「買い物」「衣類」など贅沢もの系の出費が上位を占めており、ボーナスが無いことで生活のメリハリが失われてしまう実情を示唆している(『発表リリース』)。



スポンサードリンク


今調査は2009年11月13日から17日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000。男女比は1対1、年齢階層比は20代から60代までで均等割り当て。なお今回比較対象とした2008年分のデータは2008年11月21日-25日にかけて行われている。

調査母体のうち「去年の冬はボーナスが出たが、今年は出ない」人に対し、ボーナスの支給が無くなったことでどのような項目が削減されるかを複数回答で尋ねたところ、もっとも多い項目は「飲食・グルメ」だった。

今年の冬のボーナスが支給されないことによる、出費削減項目(今年支給されない人・複数回答)
今年の冬のボーナスが支給されないことによる、出費削減項目(今年支給されない人・複数回答)

同調査別項目で「ボーナスが出た人の使い道は、生活の補てんの割合が多い。失せモノなどをはじめとしたイベント的な物事への出費は、減少する傾向にある」ことが明らかにされている。ボーナスが出ている人でも、いわゆる「ハレとケにおける『ハレ』」、日常とはちょっと違ったメリハリのある使い方までお金が回らない実情が確認できる。

さらにボーナスそのものが無いとなれば、それらの項目への出費はますます削られていくのは明らか。今件はそれが分かる結果といえる。対象母数が少ないのでぶれが生じている可能性が高く、細かい部分までの精査は避けるが、上位項目だけを見ても「余分なお金が出来たら予算を割り振りたい」項目が並んでいるのが分かるだろう。

ひるがえって、これらの消費行動に対応する商売、具体的には外食・旅行業・衣料装飾品関連は、多分に消費者のまとまった収入、つまりボーナスに大きな期待をかけているところが多々ある。金主たる購入予備軍側のふところ事情において、ボーナスの額が減額されている、出るかどうかも分からない、出たとしても普段の生活費の補てんに回されてしまうとなれば、売り手側は戦々恐々とせざるを得ない。

これらの業種にとって、年末商戦はこれまで以上に厳しいものとなるかもしれない。



スポンサードリンク



このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS