明かりも灯せる飛び出す絵本
2009/12/01 05:09
デザインセンスあふれる品々や広告、イベントを紹介するToxel.comで、先日【ランプに関する特集】が掲載されていた。その中でひときわ目についたのが、【Book of Lights】。直訳すると「明かりの本」だが、【「超飛び出す絵本」こと仕掛け絵本、ベストセラー続出】で紹介した絵本たちのように、開くと中からクラシックなデザインのランプが飛び出るというもの。しかもそのランプ、見た目だけでは無くちゃんと明かりがつくシロモノだから驚き。
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ともしびの本(Book of Light)。
見た目は少々厚手の百科辞典風の本。それを開くと中からテーブルライトが飛び出て、周囲を明かりで灯すという仕組み。いわゆる「飛び出す絵本」はさまざまな情景を写し出すことでビジュアル的に楽しく、創造力をかけたててくれるもの。しかしこのように「実用面」の要素も加わると、単なる娯楽としての「絵本」とはまた違った趣を感じることができる。
使用している照明は6ワットのLEDが3つ、サイズは「本」として閉じている時は57×279×324ミリ、開いてライトとして用いるときは292×279×705ミリ。110ボルトの電源を使用する。クラシックランプのスタイル以外に、昔の街頭ランプを模したタイプのものも存在する。
いわゆる街頭ランプタイプ。地面部分は公園を模しているのだろうか。
作者であるデザイナーの石黒猛氏の【作品サイト】などを見ると、このランプそのものはすでに2年ほど前から世に知られていたようだが、恥ずかしながら当方(不破)は今回はじめて知ったこともあり、改めて紹介させていただいた。なおこれらのランプ、コンセプトデザインモデルではなく、実際に【Artecnicaのオンラインショップ】などで販売中。定価は46ドル(4200円)。日本の直輸入店などで買い求めようとすると、2倍くらいの価格はするかもしれない。
これをテーブルランプなどに常用するのは問題があるだろうが、サブライスアイテムなどとしてプレゼントに用いるのには十分すぎるほどのインパクトを持っている。開いた本から照らされる柔らかいともしびに、贈られた人も、そして贈った人も心に暖かい何かを感じ取れるに違いない。
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