外食時、店を選ぶポイントは? 昼食「価格」で夕食は「味」
2009/11/29 08:29


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今調査は2009年10月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3606人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代1%・20代13%・30代33%・40代31%・50歳以上22%。なお今回直接データに該当する「昼食を外食ですることがある人」は89.7%、「夕食を外食ですることがある人」は92.1%である。
昼食・夕食それぞれにおいて、外食時に使う店の選択ポイントを複数回答で尋ねたところ、昼食では「価格」がもっとも多く74.2%、夕食では「料理の味」がもっとも多く70.9%を占めていた。

外食する店の選択ポイント(複数回答、昼食・夕食で上位10位のもの)
・昼食……価格、料理の味、メニューの内容、店へのアクセス、行き慣れている店
・夕食……料理の味、価格、メニューの内容、店へのアクセス、メニューの種類(数)
特に昼食と夕食で「価格」と「味」の立ち位置が逆転しているのが興味深い。元々昼食は朝食よりも予算を低めに設定されている。夕食での外食と比べると利用頻度が高く、高いものばかりに手を出していては、いくら食費があっても足りないからだ。予算枠が限られている以上、まずはその予算内に収めねばならず、必然的に「価格」が最上位に来ざるを得なくなる、という次第。一方夕食では、一般に昼食より利用頻度が低く多少予算上の余裕が出来るため、「価格」よりも「料理の味」が優先されることになる。
また、3位・4位はそれぞれ同じながらも、5位が「行き慣れている店」「メニューの種類(数)」と別々なのも注目に値する。これも頻度の高低を裏付けるものといえよう。
一番なのは「価格も安く味も良い」ものだが、そんな都合のよい外食店はなかなか見つからない。結局はどちらかを妥協せざるを得なくなる。昼食では「味」を妥協し、夕食では「価格」を妥協し、外食でより快適なひと時を過ごそうとする「工夫」がうかがい知れるというものだ。
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