【更新】「定年退職後も再び働きたい!」労働意欲あふれる人は4割
2009/11/27 05:08
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年11月25日、定年退職後におけるいわゆる「第2の人生」における再就職に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体において約4割が、退職後も職に就きたいと考えていることが明らかになった。そのうち4割は「働けるなら何歳までも」という意志を持っており、「第2の人生」における労働意欲が極めて強いことがうかがえる([発表リリース])。
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今調査は2009年11月4日から11月9日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は571人。男女比は56.6対43.4で、年齢階層比は20代38.0%、30代29.6%、40代32.4%。
定年退職後(今設問では60歳以降と設定、以下同)において、再び職に就きたいと考えている人は、全体の41.0%に達した。強く思う人は1割に近い値にまで及んでいる。
第二の人生では職業に就きたいと思いますか
男女別では動向にほとんど変わりは無いが、注目すべきは年齢階層別の動き。20代から30代になると、まず「どちらかというと思う」の層がグンと増える。そして40代になると「思う派」の総数にはほとんど変化はないものの、「とても思う」という強い意志を持つ人の割合が2倍以上に増加する。自分の年齢が該当年齢に近づくにつれて話がリアリティあふれるものとなり、色々と考えを巡らし、決意を固めていく様子が見て取れる。
それでは「思う派」、つまり定年退職後も職に就きたい人は、どのくらいまで頑張りたいのか。具体的な年数としては「退職後5年くらいでいいや」という人は少数派で、10年くらいを希望する人が多いようだ。
およそ何歳くらいまで働いてみたいと思いますか(就業希望者限定)
30代のぶれがやや気になるが、これは母体数が少ないがためのものと推測される。したがって全体的には「性別・年齢階層別の差異はあまりなく、『できればいつまででも』と考えている人が4割で最多」と見てよいだろう。
ワークシェアや就職難、不景気、労働内容のハイテク化など、定年退職後の職についても想定される問題は山ほどある。しかし今調査母体の「インターネットを駆使する20-40代」においても、先のことをそれなりにしっかりと考えてることが理解できよう。
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