電子マネー、買い物利用の頻度は1割前後・額は1000円未満が主流
2009/11/27 05:09


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今調査は2009年10月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3326人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代32%・40代31%・50歳以上22%など。なお今回取り上げる「非接触IC型電子マネー」とは読み取り端末にかざして使う非接触IC型のもので、インターネット決済でしか利用できない電子マネーは除外されている。
調査母体において「非接触IC型電子マネー」の利用経験者は65.1%。その人たちに、買い物の支払いで電子マネーを利用する割合を尋ねたところ、「1割」という回答項目がもっとも多く、34.7%を占めていた。

買い物で非接触IC型電子マネーを利用する割合(電子マネー利用者限定)
1回の利用額……900円
それでは1回あたりの利用平均額はどれくらいだろうか。こちらは「500-1000円未満」の層がもっとも多く3割。「300-500円未満」と合わせると「300-1000円」で過半数を占めることになる。

買い物で非接触IC型電子マネーを利用する平均額(1回あたり、電子マネー利用者限定)
「1000円札1枚まで」という考え方なら、71.7%。いわゆる少額決済向けとして多用されているようだ。なおこちらの、各項目における中央値を元にした平均額は約899円。「1000円札1枚まで」に収まる額ではある。
今調査では利用場面に関する設問は無いが、別調査機関の類似項目(【電子マネー 一番多く使われる 定期をのぞけば コンビニ最強】)によると、利用場面はコンビニがもっとも多く、次いでキヨスクなどの駅構内・周辺のお店、自動販売機などが続いている。【2009年10月度のコンビニ売上高は既存店が5.5%のマイナス・悪天候や弁当不調、タスポ効果終焉の影響が要因】によるとコンビニの平均客単価は560円前後であり、買い物額としては決して高くない。「非接触IC型電子マネー」の利用単価が低めなのは、リスク回避のためにチャージしている額がさほど大きくない他に、利用場面での買い物性向が大きく影響しているのだろう。
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