ケータイ使った夫婦間の対話、通話でしてる? それともメール??
2009/11/22 09:52
博報堂生活総合研究所は2009年11月18日、「夫婦間のメールなどによるコミュニケーションに関する調査」結果を発表した。それによると、夫婦間のコミュニケーションでもっとも利用している通信サービスは「(電話による)通話」であることが分かった。次いで「メール」が高い利用率を占めているが、若年層では両者間の関係が逆転し、通話以上にメールを用いている状況も確認できる(【発表リリース】)。
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今調査は2009年3月にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2000人。男女比は1対1(既婚者を対象としているため、夫・妻となる)、年齢階層比は20代・30代・40代・50代・60代で均等割り当て。地域区分は人口構成比で割り付けてある。なお調査上で「メールでのやり取り」とした場合、94.9%が「携帯電話同士」と回答しており、実質的に「携帯電話同士でのメール(その他少数)」と見なして良い。また通話に置いても携帯電話を利用する人が92.4%であり、これもまた「携帯電話を利用」と想定してほぼ問題は無い。
夫婦間のメールで最も多く利用する機器はどの組み合わせか
夫婦間のコミュニケーションにおいて、利用する情報機器・サービスを複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったのは「通話」で、80.6%を占めていた。やはり生の声を聞くのが一番安心、オーソドックスというところか。
あなたが夫婦間のコミュニケーションで利用している通信サービスは(複数回答)
次いで「メール」が付き、その他項目が「その他」のレベルでしかないほど少数で並んでいる。「利用しているものは無い」が13.3%いるのが多少気になるが(通信サービスでは一切対話していないことになる)、これは個々の夫婦の問題であるから、とやかく言うわけにもいくまい。それら少数派を除けば、圧倒的に携帯電話による利用が多数を占めている以上、「ケータイで通話・メールで配偶者と対話」というスタイルが浸透しているのだろう。
さてツートップの「通話」「メール」だが、年齢階層・男女別で見ると、興味深い傾向が見られる。
あなたが夫婦間のコミュニケーションで利用している通信サービスは(複数回答)(通話とメール)
「通話よりメールで」
・60代も男性5割、女性4割が
「メールで夫婦間の対話」
また、グラフを良く見ると分かるのだが、他の年齢層より少ないとはいえ、60代においても男性が5割近く、女性が4割今日ほど携帯電話のメールで夫婦間のコミュニケーションをとっていることが分かる。(インターネット経由での調査というバイアスはあれど、)いわゆる「シニア向けケータイ」や「家族割引」の宣伝効果もまんざらではないようだ。
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