レシピ調査に病院検索、お出かけスポットやチラシ情報確認……子育てをする主婦層も携帯をフル活用!?

2009/11/16 17:00

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携帯電話でレシピ検索イメージマクロミルは2009年11月13日、子供を持つ20・30代の既婚女性を対象にした携帯電話の活用状況に関する調査結果を発表した。それによると、いわゆる「子育てママ」たちが携帯電話で、子育て・家事に関して行っていることのトップには「お弁当や料理のレシピ調査」がついた。約2/3の人がお弁当・レシピ検索をしている計算になる。また、全般的に若年層の方が携帯電話を家事・子育てに活用している傾向が強いようだ(【発表リリース】)。



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今調査は2009年11月5日から6日までの間に携帯電話を使ったインターネット経由で行われたもので、有効回答数は500人。対象は子供を持つ20-39歳の既婚女性で、年齢階層比は20-24歳・25-29歳・30-34歳・35-39歳で均等割り当て。

家事や育児に限定せず、携帯電話をどのように使っているか調査母体に尋ねたところ、やはり一番は「メール」でほぼ100%の人が活用していた。次いで「通話」「写真を撮る」と続いており、携帯電話の一般的な機能をフルに活用していることが分かる。

携帯電話をどのように使いますか(複数回答)
携帯電話をどのように使いますか(複数回答)

「料理レシピを見る」など主婦ならではの項目も上位についているが、それでは「子育てや家事」に限定した上で携帯電話の活用方法を尋ねるとどのような結果が出るだろうか。

子育てや家事に関して、携帯電話を活用して行っていることは(複数回答)
子育てや家事に関して、携帯電話を活用して行っていることは(複数回答)

以前【携帯と料理レシピ、二つの事例でサイトアクセスの「特異性」を検証する】において、当方が運営しているレシピサイト【レシピサイト「レシピ雑記帳」】の分析結果を記事にした際に色々触れたが、主婦のお弁当や料理レシピのニーズは高い。今調査では実に2/3近くの人が携帯電話でお弁当や料理レシピを調査(検索)していることになる。

次いで多いのは「子供のケガ・病気の対策や病院の検索」。いざという時には救急車を呼ぶなり病院に電話をするのが一番なのだが、それに至らない程度の状況、あるいは判断に迷う場合、他人の意見や過去の事例を確かめるため、携帯電話を用いるのだろう。

他にも「子育て日記を書く」「育児の悩み相談」「レシピの公開」など、携帯電話をコミュニケーションツールとして活用している様子が見て取れる。また、「お出かけスポットの検索」「セールやチラシなどお得情報の入手」といった、関連ビジネスを手がけている企業には気になる項目にも多数の票が集まっており(全体では1/3程度)、今後この分野の躍進に期待がかかるところ。

これらの項目について、年齢階層別で見ると、また違った傾向が見えてくる。

子育てや家事に関して、携帯電話を活用して行っていることは(複数回答)(全体で10%超項目・年齢階層別)
子育てや家事に関して、携帯電話を活用して行っていることは(複数回答)(全体で10%超項目・年齢階層別)

全体で10%超えの項目について年齢階層別で見ると、ほぼすべての項目において若年層ほど利用頻度が高いことが分かる。特に、お得情報やお出かけ情報などよりも、「自分が積極的に参加するコミュニティタイプのサービス」や「料理レシピの調査検索」において、若年層と中堅層の差異が大きいのが分かる。前者は携帯電話世代ゆえの結果、後者は料理の経験・知識の浅さをネット上の情報でカバーしようとする心がけによるものだろう。



携帯電話はインターネットとつながることで飛躍的に便利な携帯情報端末となった。その活用法は多種多様に及んでいる。子育てをする主婦にとっても、インターネットの世界は必要な情報の宝箱であり、そこにアクセスする携帯電話は「魔法のカギ」ともいえる。今後いわゆる「携帯電話世代」が続々と成人し、主婦になるにつれて、ますます主婦層全体としての携帯電話のニーズは高まっていくことだろう。



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