友人との連絡手段、何を使う? 「直接会う」はもちろんだけど……
2009/11/18 07:22
マイボイスコムは2009年10月23日、人付き合いに関する調査結果を発表した。それによると、調査母体で友人を持つ人においては、「直接会って話す」連絡・コミュニケーション手段がもっとも多用されていることが分かった。ただしそれに匹敵するレベルで「携帯電話のメール」も上位についており、「ケータイメール」が友達関係を維持する重要なツールとなっていることが改めて確認できる結果となっている(【発表リリース】)。
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今調査は2009年10月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3534人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代32%・40代31%・50歳以上22%など。
先に【「何人友人いる?」ゼロ人は6.7%】で解説しているが、調査母体において「友人がいる」人の割合は93.3%。それらの人に対して、友人との連絡やコミュニケーション方法として利用頻度が高いものについて、複数回答で尋ねたところ、もっとも多くの人が回答したのは「直接会って話す」だった。大体4人に3人までがそのように答えている。
利用頻度の高い、友人との連絡・コミュニケーション方法(複数回答)
パソコン経由のアンケートにも関わらず、「直接会って」がもっとも多いということは、世間全般で考えた場合はもう少し頻度が高くなる可能性がある。どちらにしても「直に会う」方法が最多であることに違いは無い。
一方、「携帯電話のメール」も過半数を超えて6割以上の人が良く活用していると回答している。直接会う方法程ではないが、多くの人が「ケータイメールで友人と結構やりとりしているよ」と答えているわけだ。直に会うほどではないが、多くの人がケータイメールを友人との心のより所としているのが分かる。
以前【携帯でメールの返事が無い場合、四人に一人は「とても不安」に】や【あなたにとって携帯電話の電子メールとは何ですか?】などで、「ケータイメールは他人とのコミュニケーションツールである」「メールのやりとりが無いと非常に不安になる」など、携帯電話利用者の心理について触れた。携帯電話のメールは直接本人と会って話すくらいに「友人とのつながりを確認する」ものであり、それが無いことで「友人がいなくなる・無視された」と思うがため、不安になるのだろう。つまり「メールが来ない状況そのものが不安」なのでは無く、「メールが来ないことで、友人とのつながりが切れるという認識に陥るのが不安」という具合だ。
やや気になるのは、「特にコミュニケーションを取ることは無い」とする2.1%の回答。いわゆる「心の友」なのか、それとも「特に連絡を取らずとも彼・彼女とは友人さ」という広い心の持ち主なのか。詳しい事情は分からないが、やはり時々は連絡をとった方が良いと思われるのだが、どうだろうか。
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