小学生のインターネット利用率、6年生では8割超えに
2009/11/13 07:46
gooリサーチは2009年11月12日、小学生のインターネット利用に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、小学生までの若年層のインターネット利用率は約6割であることが分かった。学年ごとに利用率は上昇し、小学6年生では8割を超える結果となっている(【発表リリース】)。
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今調査はインターネット経由で子供向けポータイルサイト「キッズgoo」において、小学生までの子供を持つ保護者に対して2009年9月17日から29日までの間に行われたもの。有効回答数は7657人。男女比は45.8対54.2。年齢階層比は20代1.2%・30代42.2%・40代52.4%・50歳以上4.2%。
今や小学生でも、携帯電話や学校の授業などでインターネットに触れる機会を容易に得られるようになった時代。それでは実際に、小学生たちのインターネット利用率はどれくらいに達しているのだろうか。
未就学児、小学生のインターネット利用率
今調査は「保護者に対する」インターネット経由の調査であるため、「インターネットで聞いているのに『インターネットは利用していません』と回答する」という、おかしな回答は無い。小学生未満でもインターネットに触れている子供が2割近くいるのも驚きだが、小学1年生になるとすでに半数近くに達しているのにも、結構驚かされる人も多いのではないだろうか。
別調査機関の調査結果【パソコン5割、携帯ゲーム機6割、携帯電話は4割強-昨今の子ども事情】によると、小学1・2年生のパソコン利用率は51.0%。今調査とほぼ一致しており、数字の確からしさを裏付けている。また、子供自身が小学生の時分でパソコンを購入することは考えにくいので、学校の授業で始めたか、保護者や年上の兄弟と共に、あるいはお下がりを利用するのがほとんどのパターンだろう。小学生になった時点で割合が急激に増加するのは「お祝い」的な意味合いが強く、それ以降利用率が少しずつ上昇していくのは個々の「きっかけ」の理由によるものと思われる。
ちなみに小学6年生までの値(利用者数)をすべて算出・合計し、全体値で割って出した調査母体(の子供)全体のインターネット利用率は60.2%。小学生までの子供において、5人に3人はすでにインターネットを利用している計算になる。「まだ小学生だからインターネットなど知らないだろう」という考えは、すでに過去のものとなりつつあるようだ。
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