【更新】ケータイを「メモ代わりに」と使ってる・手段はテキスト、そして静止画
2009/11/11 06:32
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年11月10日、携帯電話のメモ利用に関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、携帯電話をメモの代わりに活用している人は約3/4に達していることが分かった。メモの手段としては文章(テキスト)がもっとも多いが、静止画を利用する人も4割強に達している。携帯電話は「デジタルメモ端末」としての活用も進みつつあるようだ([発表リリース])。
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今調査は2009年10月20日から23日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は492人。男女比は57.3対42.7で、年齢階層比は20代34.8%、30代30.9%、40代34.3%。
短文の保存機能だけでなく、デジタルカメラ、ボイスレコーダー、さらには動画保存機能も合わせ持つことにより、携帯電話は「デジタルメモ端末」としての役割も果たせるようになった。それではそのような使い方を実際にしている人はどれくらいいるのだろうか。調査母体においては頻度の差はあれど、3/4近い人が「メモとして使っている」と答えている。
携帯電話にメモを保存することはありますか
「メモ」というと「メモ用紙にペンや鉛筆で筆記する」が頭に思い浮かぶが、携帯電話における「デジタルメモ」ではそんな道具は必要ない。携帯電話1つがあれば、大抵の記録方法を用いることができる。それではどの方式を用いるのか。もっとも多くの人が使っていたのは「テキスト」、つまり文章によるメモだった。
どの形式で携帯電話でメモを保存していますか?(複数回答、メモを取る人限定)
携帯電話を使ったメールのやり取りが頻繁に行われるようになり、文章の打ち込みもスピーディーに出来る人が増えた昨今。ペンとメモ用紙でメモを取るかのように、携帯電話に打ち込んでメモを「取る」ならぬ「打つ」人も増えているのだろう。
次いで多いのは「静止画」、つまりデジカメ機能を使った「メモ」。【携帯デジカメで撮るものは「景色」と「メモ代わり」】にもあるが、逆に携帯電話のデジカメ機能を初めから「メモ代わり」と考えている人も少なくない。フィルムカメラやポラロイドカメラでは難しく、デジカメでも機動力や他の人の目を考えると少々難儀をした「静止画の覚え書き」も携帯電話で気軽に行えるようになった。「映像を残す」行為への考え方も、これからますます変化し、浸透していくに違いない。
意外なのはこれらのメモ手段で男女差があまりつかなかったこと。むしろテキストにおいては男性の方が10ポイントほど高いくらい。
音声や動画による「メモ」はまだまだ少数派だが、逆に考えれば現状においては「テキスト」「静止画」でメモ的な行動は事足りてしまうことを意味する。インターネットそのものの世界で動画や音声などのマルチメディアコンテンツが普及していけば、これらの手段の「メモ」が盛んに行われ、その公開の頻度も上がっていく、かもしれない。
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