ブログの更新頻度が減った人、その理由は「仕事や家庭の事情」、そして……
2009/11/11 06:31


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「State of the Blogosphere 2009」の内容は市場調査会社Penn Schoen and Berland Associatesによって2828人のブロガー(ブログを書き込み、運営する人)を対象にし2009年9月4日-23日にインターネット経由で行われたもの(アメリカだけではなく、他の主要国に対しても行われている)。そのうち72%は自分の趣味などを目的にブログをしている「自己満足派」。15%は自分の専門知識を披露し、本業の補助や宣伝に活用し、収入の一部を賄う「副業派」。9%は社内などで業務の上でブログを展開する「業務派」。そして最後の4%は「プロのブロガー」。
以前の記事でも触れたが、今と昔でブログの更新頻度が増えた・減った・変わらない人はほぼ1対1対1の割合。そして更新頻度が増えた人は、読者や他のブロガーとの交流が楽しいから、というのが主な理由だった。

ブログを始めた時と今、どっちが更新頻度が上?(再録)

なぜ今の方が更新頻度が上なのか?(ブログ更新頻度で「今の方が昔より上」と答えた人限定、複数回答)(再録)
それでは逆に、昔よりブログの更新頻度が減った人は、どうしてあまり更新をしなくなったのだろうか。全体、そして「自己満足派」と「副業派」の区分に対して尋ねた結果が次の図(「業務派」は会社の命によるものだし、「プロブロガー」はあまり突っ込まれたくない事情があるという配慮なのか、区分別回答の欄には掲載されていない。漫画家に「どうして連載本数が減ったの?」・タレントに「最近ドラマであんまり見かけないね」と聞くのはあまりにも無神経かもしれないのと同じだろう)。

なぜ昔と比べて更新頻度が減ったのか?(ブログ更新頻度で「昔の方が今より上」と答えた人限定、複数回答)
ツイッターやSNSに
「心が奪われていく」
一応全体意見以外に「自己満足派」「副業派」の区分でもグラフを生成してあるが、大きな違いは副業ゆえの理由、「執筆活動」「ブログ以外のウェブコンテンツ作成」によるものが大きい。気になるのは「ブログが自分の社会生活に悪い影響を及ぼした」という意見が、副業派の方が多いこと。つまりは「副業でトラブルが発生し、本業にマイナスの影響を与えてしまった」ということだろうか。
ブログも、「ウェブ上での自己表現を簡単に行う」ツールの一つに他ならない。他の方法がよりシンプルで効果的ならば、ブログにこだわる必要は無い。その観点で考えれば、ツイッターやSNSに流れる人が少なからずいるのも仕方の無い話。
今資料はあくまでもブロガーに対するものなので、それを求めるのは無理があるが、出来ればSNSやツイッターの利用者で、ブログに移行した人の理由も聞いてみたいものである。
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