毎日更新? それとも週一? ブログを毎日更新している人は4人に1人
2009/11/08 07:37


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「State of the Blogosphere 2009」では市場調査会社Penn Schoen and Berland Associatesによって2828人のブロガー(ブログを書き込み、運営する人)を対象に2009年9月4日から23日にかけてインターネット経由で行われたもの(ちなみにアメリカだけではなく、全世界に対して行われている)。そのうち72%は自分の趣味などを目的にブログを行っている「自己満足派」。15%は自分の専門知識を披露して本職のサポートや宣伝に活用したり収入の一部を賄う「副業派」。9%は社内などで業務としてブログを展開する「業務派」。そして最後の4%は「プロのブロガー」。
ブログの更新頻度といえば、しばらく前に某芸能人のブログが「1日の更新回数×●回達成」などといった形で世間を騒がせた話が記憶に新しい。そこまでは極端な話としても(実際にそれほど更新頻度の高さが必要なら、ブログでは無くむしろツイッターなどのミニブログを使うべきだろう)、他人のブログの更新頻度はブロガーにとっては気になる話。
そこでブログの更新頻度について尋ねたところ、区分選択肢の中では「2-3回/週」という意見がもっとも多く27%を占めた。「週に一回以上」の区切りで考えれば3/4以上に達する。

どれくらいの頻度でブログを更新しているか
今記事タイトルにもあるように「毎日1回以上」で区切ると27%。言葉通り「日記」状態にある人は1/4になる。これを多いと見るか少ないと見るかは微妙なところ。他方、「一週間に一回未満」の人は23%で、これも約1/4。ブログの性質にもよるが、読者の購読パターン(週末にのみ自分の趣味趣向のサイトへアクセスし得る人も少なくない)を考えると、週一以上の更新はほしいところだ。
これをブログ・管理人のタイプ別で見ると、興味深い傾向が見られる。

どれくらいの頻度でブログを更新しているか(管理者・ブログのタイプ別)
「自己満足派」は全般的に更新頻度がさほど高くない。「月一未満」が7%、「数週間に1回」が2割近くに達している。日記というよりは、活動報告のような形でブログを使っている場合(作家などのクリエイター系は特に)、これは十分にありえる話ではある。
一方、何らかの形で業務に関係のあるブロガーは、いずれも「2-3回/週」が最多階層となっている。しかし「副業派」よりは「業務派」、そして「業務派」よりは「プロブロガー」の方が、更新頻度が高い層に多くの人が集まっているのが確認できる。
もちろん更新頻度がブログの質、魅力のすべてを表すわけではない。いくら更新頻度が高くても、数行の駄文と論文レベルのボリューム・質の記事を同一視するのには無理がある(もちろん「つぶやき」レベルの量でも、宝石のような輝きを示す内容を送りだすことは可能)。ともあれ、「隣の芝」ならぬ「他人のブログの更新頻度」が気になる人には、興味深いデータといえよう。
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