【更新】8割以上は「必要です!」近所づきあい、どう思います?
2009/11/09 07:28
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年11月6日、ご近所づきあいに関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、近所づきあいは必要だと考えている人は8割を超えていることが分かった。30代にやや少なくなる傾向があるが、どの階層でも大きな違いは無く、現代においても「近所づきあいは必要である」という認識は高いままであることがわかる([発表リリース])。
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今調査は2009年10月16日から21日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は543人。男女比は51.4対48.6で、年齢階層比は20代31.1%、30代31.5%、40代37.4%。
核家族化の進行や個々の多忙化、そして住宅そのものの密閉化などにより、昔と比べて近所づきあいは疎遠になったという話をよく耳にする。それでは近所づきあいそのものについて、皆は「必要ない」と考えているのだろうか。調査母体においては8割強が「必要である」と回答する結果となった。
近所づきあいは必要か
「まったく必要ない」という回答はわずかに1ケタ台前半。「あまり必要でない」人をあわせても2割には届かない(30代のみで2割を超える)。具体的な理由としては「煩わしいことも多い」「関わりをもちたくない」「深入りしたくない」などが挙げられており、人付き合いが苦手であるのと同時に、昨今の社会事情の一片「怖いご近所さんと出会ったらどうしようか」という不安をのぞかせる。
階層別で見ると、男女別ではやや女性の方が「必要派」が多い。これは男性よりも女性の方が自宅にいる時間が長いせいだろう。気になるのは年齢階層別で、「まったく必要ない」人が20代に多いのはある意味当然としても、「必要でない派」が20代より30代に多い事。同調査別項目の「近所の人と出会った時に挨拶するか」の項目でも、30代は「挨拶をしない」派が20代以上に多い傾向を見せている。単に今調査母体でそのような偏りが生じたのか、それとも30代には「独りで居たい」「周囲とのかかわりを持ちたくない」気持ちが高まる事情でもあるのだろうか。
頻繁に引っ越しをする人ならともかく、一戸建てに住んでいる人、あるいは長年その賃貸住宅に住む人にとって、近所づきあいは長期間継続するもの。平時はもちろん、何かイレギュラーなことが起きた時(例えば自分の病気、災害)、非常に頼もしく思えてくるものだ。「コンクリートジャングルの中の独り身」を気取るのも悪くは無いが、やはり人は社会生活を営む生物であることを知っておくべきだろう。
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