【更新】ご近所さん、自宅そばで会った時、あなたはすすんで挨拶をする?

2009/11/07 08:33

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近所で挨拶イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年11月6日、ご近所づきあいに関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、自宅そばで隣近所、あるいは同じ集合住宅の人と会った時、自分から挨拶をするという人は全体の8割にのぼることが分かった。あえて気がつかないふりをする、相手の挨拶を待つという「人見知り的な行動」をするのは少数派なようだ([発表リリース])。



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今調査は2009年10月16日から21日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は543人。男女比は51.4対48.6で、年齢階層比は20代31.1%、30代31.5%、40代37.4%。

集合住宅の普及や核家族化の進行、防犯設備の充実、情報の高密度化などを起因とし、近所づきあいは以前と比べて悪化しているという話を良く耳にする。それでは自宅近所で、隣近所・自分と同じ集合住宅の住民だと分かる人に会った場合、自分から積極的に挨拶をするだろうか。この設問に対し、全体では81.0%の人が「必ずする・することが多い」と回答した。5人に4人は「挨拶はする」ようだ。

隣近所や同じ集合住宅の住人だとわかる人と自宅近くで会った時、あなたからあいさつをしますか
隣近所や同じ集合住宅の住人だとわかる人と自宅近くで会った時、あなたからあいさつをしますか

人見知りなのか、あるいは単に恥ずかしがり屋・面倒くさがり屋なのか、それとも「もし万一近所の人でなかったら恥をかくかも」「相手が応答してくれないと気恥ずかしいな」という心配症的な考えなど、原因はいくつも考えられるが、「しないことが多い・まったくしない」は2割程度となっている。「まったくしない」がどの階層にも数%存在するのはやや気になるところだが、個人の特性もあり、ある程度は仕方あるまい。

歳を経るほど
挨拶をする傾向
階層別で見ると、男性よりも女性の方が多少ながらも「する」派が多い。これは自宅にいる時間が長いことから、必然的に会う機会が多いことによるものだろう。逆に考えれば、そのような立ち位置にある女性でも2割近くは「挨拶(あまり)しないネ」と回答していることになる。

年齢階層別では、やはり若年層の方が「しない」派が多い。これはひとえに気恥ずかしさからくるものだろう。さらに加えるなら、歳を経るにつれて「近所づきあいを大切にする」という考えが高まるのかもしれない。20代では3割近くが「しない」派だが、40代になると1割程度に減少する。「かならず挨拶をする」人も、40代は20代の倍近い。



近所づきあいの悪化の要因として「防犯設備の充実」を挙げた。しかし人間同士による防犯としては、近所づきあいを密接にするのが効果的であることは言うまでもない。普段から挨拶を交わして意思疎通をしておくことで、何かイレギュラーなことが起きた際にご近所もすぐに気がついてくれるからだ。

万一挨拶をした相手が赤の他人だったとしても、恥ずかしいのはその一瞬だけ。相手が返事をしてくれなくとも、「たまたま気がつかなかった・気分がすぐれなかっただけ」と考えれば良い。それに、近所の人をみかけてコソコソ隠れたり無視をするよりも、挨拶を交わした方が気持ち良い日々を過ごせるに違いない。「しない」派の人も、少しずつで良いから挨拶に慣れていくようにすることをお勧めしたい。



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