アメリカではより多くの若者が「つぶやく」傾向に
2009/11/04 07:28


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これは2009年10月21日に調査機関のPewInternetが発表した【Twitter and Status Updating, Fall 2009】によるもので、調査そのものは電話によって行われている。有効回答数は1698人。
それによると、ツイッターをはじめとする「つぶやきツール」(事実上ツイッターのみと考えてよい独占率なので以後「ツイッター」と略)を利用している人のインターネット利用者に対する割合は、全体では19%に達していた。これを各階層別で見ると、男性よりも女性の方が、そして高齢層よりも若年層の方が利用割合が大きいという結果が出ている。

アメリカのインターネット利用者におけるTwitter(などのぶやきツール)利用割合(各階層毎)
ブログ利用と同じように、最近ではツイッターも女性の方が数的に優位に立ちつつあるようだ。また、一時期は「ツイッターは中堅層以上の大人のツール」という話もあったが、今や若年層の方が多く利用しているように見える。インターネットを利用している18-29歳においては、3人に1人がツイッターを利用していることになる(あくまでも各層のインターネット利用者に対する割合であることに注意。年齢層を超えた、全体に占める割合では無い)。
先に【「若年層はツイッターをあまり利用しない」は本当か】で「昨今において若年層のツイッター利用が急激に伸びている」可能性について触れたが、それを裏付けるデータも今資料には掲載されている。

アメリカのインターネット利用者におけるTwitter(などのぶやきツール)利用割合(各階層毎、2008年12月と2009年9月)
これは上記のグラフ同様に各年齢層のインターネット利用者に対する、ツイッターの利用割合を示したもの。25-34歳を除けばこの1年近くでいずれも2倍近い伸びを示しており、特に18-24歳においては4割近い利用率が確認できる。特に2008年12月の時点では25-34歳が利用率ではトップだったのに、直近の2009年9月では18-24歳が逆転した(最多利用率を得た)ことが注目に値する。それだけ若年層化が進んだということだ。
「色々とリスクも高いからマイスペースやフェースブックなどのSNSの方が良い」という若年層の意見も多いとの話を聞く。しかしこれらのデータを見る限り、そういう意見も尊重されつつも、着実に若年層の間にツイッターは普及を果たしつつあるようだ。
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