グラスの中で羽ばたく鳥を楽しめるティーパック
2009/11/02 04:57
急須などを用意せずとも、カップとお湯があれば気軽にお茶を楽しめる「ティーパック」。誰の考えによるものかは知らないが、非常に合理的で優れた発明には違いない。しかしこの「ティーパック」、なぜかどの会社の商品でもほとんど同じ形をしている。それが量産にもっとも適したもので、長年の洗練によるたまものなのだろうが、「画一化しなくてもいいのでは」と考えた人がいた。【Toxel.com】で紹介されていたそれは、シンプルながらも「グラスのの中に入れられたティーパック」を「テーブルの上に置かれた小さな世界」に置き換える、素晴らしいものだった。
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鳥の形をした緑茶のティーパック「Origami Tea」
ティーパックの中に入っているお茶の葉は、普通のものと何一つ変わりない緑茶。しかしティーパックそのものの形が折り紙で作られた鳥のようになっている。写真のようにグラスに浸すことで、従来の目的(水をお茶にする)のはもちろんだが、水中で羽ばたく鳥のように見える、という仕組みである。
梱包時の写真が無いので断言はできないが、恐らく使用前は小さく折り畳まれており、水分を含むと写真のように羽が開く形となるのだろう。折り紙の特性を活かした、非常に美しいアイテムといえる。
【元ネタ】のサイトなどを見ると、これはロシアのデザイナーNatalia Ponomareva氏によるコンセプトデザインレベルのもので、残念ながら商品化はされていない。色合いなどから想像するに、【ツイッター(Twitter)】のシンボルマークの鳥に似ていることもあり、利用促進アイテムとして使えるのでは、と思うのは当方だけだろうか。
ともあれ、日常生活にあふれる何気ないアイテムに一工夫を加え、清涼剤的な要素を与えてくれるアイディアは、見ているだけでも楽しくなってくるもの。折り紙においては一日の長がある日本でなら、鳥以外にも金魚や飛行機など、さまざまな形での商品化が出来そうだ。単価を抑えるのが難しければ、贈呈品用アイテムとしての活用も考えられよう。
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