「仕事なう」「トイレなう」に「運転なう」、ツイッターは「どこでも」傾向

2009/11/01 08:27

このエントリーをはてなブックマークに追加
トイレなうイメージ140文字以内で自己表現をするミニブログこと【ツイッター(Twitter)】だが、その利用ハードルの低さも相まって、日本でも少なからぬ人が利用するようになった。また、他のサービスとの連動もあちこちで見受けられる。「生活への密着」という観点では遥かに先を行くアメリカでは、日常生活のさまざまな場面で「つぶやく」(ツイッター上に発言をする)人が相当数を占める、という調査結果が【emarket】で紹介されていた。



スポンサードリンク


これは調査会社のCrowd Scienceが2009年8月に発表したレポートから抽出されたもの。元レポート自身は2009年8月5日から13日にかけて、12歳以上のTwitterやFacebook、MySpaceなどのウェブサービス利用者60万人以上に対して行われた調査の結果。

アメリカのソーシャルメディア利用者における「どんな状況で利用したか」(複数回答、2009年8月)
アメリカのソーシャルメディア利用者における「どんな状況で利用したか」(複数回答、2009年8月)

「なう」とは「now」の意味で、「現在自分は●×をしています」という現状報告を行うためのTwitter上のスラング。この調査結果を見ると、Twitter利用者はそれ以外のソーシャルメディア(SNSなど)利用者よりも、より多くの場面(他のことをしている最中)に該当メディアへアクセスしているかが分かる。当記事題名にもあるように、仕事中に「仕事なう」「ファイル到着なう」「画像処理終了なう」、お風呂の最中に「入浴なう」「アヒルちゃんと一緒なう」、さらには運転中に「高速で北上中なう」などとつぶやいている様子が分かる。無論これらの状況は、仕事中以外を除けば携帯電話などのモバイル端末によるものだろう。

風呂やトイレの最中はともかくとして、仕事中や授業・塾の受講中、ましてや運転中に「つぶやく」のは倫理的・道徳的に問題がある。特に運転中は携帯電話の利用そのものとあわせ、リスクを考えると(そして法令上)してはならないもの。日本での状況がどのようなものかは類似調査結果が無いが、ケータイメールの利用頻度・普及度を考えると、携帯電話上のメールでは似たような結果が出るものと思われる。便利・手軽さから、ついどこででも「つぶやき」たくなるのは理解できるが、時と場所をわきまえるべきであることは、他のインターネットサービスと何ら変わるところは無い。



スポンサードリンク



このエントリーをはてなブックマークに追加
▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2024 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー|Twitter|FacebookPage|Mail|RSS