【更新】サンプルで気に入ったから買ってみる、そんな経験ある人6割
2009/10/31 06:30
情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年10月28日、商品サンプルに関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては、商品を購入する前に事前に何らかの形で試してみたいと考えている人は9割近くに登ることが分かった。また無料配布の商品サンプルをきっかけに、商品そのものを購入した経験がある人は6割近くに達していた。ちまたにあふれる「商品サンプル」だが、その需要や効果は意外に高いようにも見える([発表リリース])。
スポンサードリンク
今調査は2009年10月7日から13日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は584人。男女比は55.7対44.3で、年齢階層比は20代34.9%、30代30.7%、40代34.4%。
デパートやスーパー内、あるいは街頭で配布され手に取る機会も少なくない「商品サンプル」。一人でも多くの人に自社商品を知ってもらい、あわよくば商品そのものの購入動機になればとの企業側の考えによるものだが、実際にはどれほどの効果があるのだろうか。利用者サイドからの視点として、「商品本体を購入する前にお試し版などで試してみたい」と考えている人は多く、全体では9割に登っているという結果が出ている。
商品を購入する前に、事前に試してみたいと思うことはありますか
やはりというか当然というか、男性よりも女性の方が「試したい」という要望は強い。また、調査母体においては20代や40代よりも30代の方が願望は強いようだ。
それでは企業側がもっとも気になるであろう、「お試し版・無料サンプルを配って、商品の販売促進に役立つのかいなか」はどうだろうか。商品サンプルを手にし、気にいり、その商品自身を購入した経験がある人は全体で6割近く、女性に限れば6割以上に達していた。
無料でもらった商品サンプルを気に入って、実際にその商品を購入したことはありますか
こちらもやはり男性より女性の方が、そして30代の「気にいる度」は高い。少なくとも調査母体においては「30代女性の『商品サンプル感受性』は高い」ということなのだろうか。
サンプル云々を活用して商品そのものの実売に結びつくか否かは、まず「そのサンプルがお気に入りになるか否か」が重要になる。とはいえ、知ってもらわねばお気に入りになるかどうかは分からない。「まかぬ種は生えぬ」というところだ。見た目やブランド、価格、口コミなど他のルートによるところもあるだろうが、商品情報を取得する・気付かせる手段の一つとして「商品サンプル」は重要なアイテムの一つであるに違いない。
スポンサードリンク