社内恋愛のメリットは「職場の空気の共有」、ではデメリットは!?
2009/10/31 06:34
ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが運営するイーキャリアは2009年10月28日、若年女性層に対する社内恋愛に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち片思いも含めた社内恋愛の経験者において、社内恋愛のメリットとしてもっとも多くの人が挙げたものは「職場での出来事や仕事の達成感、つらさなどが共有できる」だった。一方でデメリットのトップは「けんかをした際など、会いたくない時も顔をあわせなければならない」となっている(【発表リリース】)。
スポンサードリンク
今調査は2009年10月9日から13日にかけてインターネット経由で、女性有職者880人に対して行われたもの。年齢階層は20-39歳だが、区分ごとの人数は非公開。なお今件における「社内恋愛」とは「(女性側の)片思い」も含んでいる(つまり男性に告白して、意思疎通が出来た社内恋愛を「付き合う」状態としている)。
今調査母体において、上記定義による「社内恋愛」の経験がある人は57.0%。そのうち400人に対し、社内恋愛におけるメリット(長所)・デメリット(短所)を複数回答形式で選択肢の中から選んでもらったところ、冒頭にもあるようにメリットは「職場での出来事や仕事の達成感、つらさなどが共有できる」、デメリットは「けんかをした際など、会いたくない時も顔をあわせなければならない」がトップについている。
社内恋愛のメリット(複数回答)
社内恋愛のデメリット(複数回答)
メリット面では第二位に、トップとほぼ同じ値で「相手がいるから、会社に行くのが楽しい」がついており、この2項目が「過半数以上が同意を示した意見」となっている。メリットに関してはある程度意見の集約がなされているようだ。一方デメリットは過半数超えはトップしかないものの、4割が2項目見受けられ、メリットと比べると多少ながらも意見が分散しているようすが見受けられる。
また、両者をよく比べると、例えば「相手の収入や将来性が把握できる」と「相手の収入や将来性など、リアルに把握できてしまう」、「相手がいるから会社にいくのが楽しい」「いつでも会えて、いつも一緒にいられる」と「けんかをした際など、会いたくない時も顔をあわせなければならない」「うまくいかなかったり、別れた際その後気まずく、仕事に集中できなくなる」などのように、メリット・デメリットが相対している(言い換えれば「紙一重」状態)にあるのが分かる。
社内恋愛において「メリットばかり頭に思い浮かべていると痛い目に合うかもしれない」、そんなことを知らしめ、同時に「世の中ポジティブシンキングでどうにかなるものさ」という事も実感させてくれるデータといえよう。
スポンサードリンク